1億円超えは11頭! セレクトセール2020の2日目(当歳部門)が開催される

7月14日(火)､北海道苫小牧市のノーザンホースパークでセレクトセール2020の2日目が開催され､上場された当歳馬226頭のうち203頭が落札された｡
売上は83億3400万円(以下、金額は全て税抜)で、昨年と2017年に次いで過去3番目の売上額となった。落札率は90.8%、1頭平均額は4105万円だった。なお、2日間合計の売上は187億6200万円(昨年は205億1600万円)となった。
この日の当歳部門の最高価格となったのはヒルダズパッションの2020(牡､ハーツクライ)で､3億8000万円で｢ホウオウ｣の冠名で有名な小笹芳央氏によって落札された｡母のヒルダズパッション(その父Canadian Frontier)は米G1の勝ち馬で、これまでに全兄となる米G1・2勝のヨシダ、異父姉で今年のシンザン記念を制したサンクテュエール(父ディープインパクト)などを出している｡
2億円オーバーは他にも3頭出ており､シーズアタイガーの2020(牡､ハーツクライ)が2億7000万円､シーヴの2020(牡､ハーツクライ)が2億1000万円､ファイナルスコア2020(牡､ロードカナロア)が2億円でそれぞれ落札された｡

本日の当歳部門で､1億円超えとなった11頭は以下の通り｡
ヒルダズパッションの2020
(牡、父ハーツクライ)
3億8000万円
小笹芳央氏

シーズアタイガーの2020
(牡、ハーツクライ)
2億7000万円
(株)ダノックス

シーヴの2020
(牡、父ハーツクライ)
2億1000万円
三輪HD

ファイナルスコアの2020
(牡、父ロードカナロア)
2億円
大塚亮一氏

マラコスタムブラダの2020
(牡、父キタサンブラック)
1億9000万円
麻布商事

クイーンビーIIの2020
(牡、父ドゥラメンテ)
1億4500万円
(株)ダノックス

キラモサの2020
(牡、父ロードカナロア)
1億4000万円
国本哲秀氏

スターシップトラッフルズの2020
(牡、父ハーツクライ)
1億3500万円
原村正紀氏

カデナダムールの2020
(牡、父エピファネイア)
1億2000万円
野田みづき氏

フリーティングスピリットの2020
(牡、父キタサンブラック)
1億1000万円
(株)インゼル

サマーハの2020
(めす、父サトノダイヤモンド)
1億円
金子真人HD(株)

※価格はすべて税別

コロナ不況の上、当歳はディープ・キンカメがいないため去年20頭出た億超え馬はほとんどでず、８桁台半ばがメインとの悲観的観測もあったことを考えれば、億越え11頭も出たのは社台Gにとっても望外以上の結果だったのでは？また↓
＞昨年と2017年に次いで過去3番目の売上
と億越え買える超リッチ層以外の落ち込みも、過去3番目の売上ということで超リッチ層以外の落ち込みも、予想よりは落ちなかった模様(※ディープ・キンカメがいた昨日よりはさすがに落ちたが）。

＞セレクトセールのの金額一覧ってどこにあるの？
https://www4.jrha.or.jp/jpn/2020_list2.html