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2020/10/13 23:22
【マイルCS南部杯振返り】クロフネの日本レコード更新でアルクトスがJpn1初制覇
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第33回南部杯・交流G1は盛岡競馬場のダート1600mで16頭(JRA7、岩手4、他地区5)によって争われ,6番人気のアルクトス(田辺)が2番人気のモズアスコットとの叩き合いを首差制してG1初制覇。勝ち時計は1分32秒7の日本レコード。3着には7番人気の大井のモジアナフレイバーが入り、連覇を狙った1番人気のサンライズノヴァは4着に終わった
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盛岡のダートコースはちょっと変わったところがあり見た目にそれほど速くは見えなくても、時計を見るとびっくりするほど速かったということがたまにある。今回の南部杯がまさにそれ。勝ちタイムの1分32秒7は、2016年の南部杯でコパノリッキーがマークしたタイムを0秒8短縮。2001年の武蔵野Sでクロフネがマークした1分33秒3というダート1600mの日本レコードも更新した。
そもそも今年の盛岡ダートコースはかなり時計が速くマテラスカイが2番手からヒロシゲゴールドを差し切ったクラスターCも1200m=1分8秒5というダート1200mの日本レコードだった。
南部杯当日は曇・良で始まったが、発表によると5レース前から雨が降り出し6レースから稍重。南部杯の発走前にはかなりの降り方になり、南部杯も記録では稍重だったが直後の最終レースで重に変わったので南部杯のときにはほとんど重になっていたものと思われる。湿った馬場がそもそもタイムの出やすいコースをさらに速くした。
ただタイムの絶対値は速かったもののスピードが出やすい馬場だっただけで、レースの“流れ”としてはそれほど速かったわけではない。前・後半の800mのタイムは、45.5-47.2。差が1秒7だから直線に坂があることを考えるとほとんど平均ペースと言っていい。逃げたインティが直線で失速しただけで中間800m地点を過ぎてすぐの3コーナーでの通過順で2〜4番手にいた3頭が順序を入れ替えて1〜3着を占めているのでまぎれもない前残りの決着だ。4コーナーで先頭に立ったモズアスコットに、アルクトスが並びかけて直線は2頭の一騎打ち。ゴール前アルクトスがグイとクビだけ出たところがゴールとなった。
これはアルクトスの勝負強さを褒めるしかない。中央の有力馬は多くが休み明けだった中でエルムS(6着)を使っての状態アップもあったのだろう。鞍上の田辺騎手は、コパノリッキーで南部杯連覇(そのひとつが従来のコースレコード)に盛岡のJBCクラシックも制しているように鞍上と盛岡コースとの相性の良さもあったかもしれない。
残念ながら2015年に牧場での事故で急死してしまったがアドマイヤオーラには産駒初のGI/JpnI勝利となった。
モズアスコットは出遅れたかしわ記念では6着に敗れていたが、やはりそれが実力ではなくあらためてダートへの適性を示した。ただここまで勝ったのは東京、盛岡という広いコースの速いダートに限られる。たとえば時計のかかる小回り1400mの地方のダートになるとどうだろう。そもそもGIを勝っているがゆえ、GII/JpnII以下のダートグレードでは斤量を背負わされることになる。ひとまずダートのGI/JpnIであれば1200mのJBCスプリント(大井)なのか距離を伸ばしてチャンピオンズCなのか、それとも芝に戻るのか。
昨年に続いて健闘の走りを見せたのは大井のモジアナフレイバーだ。4コーナーでは1、2着馬の直後にいて、そこから差を詰めることもできなかったが離されもせず2着のモズアスコットとは1馬身1/4差。ドバイ(中止)遠征後の帝王賞(13着)は回復途上だったがその後完璧に立て直した。GI/JpnIはともかく、どこかでグレードレースを勝てる機会はあるだろう。
4着サンライズノヴァ、5着ワンダーリーデルは、レースの上り3Fが35秒4の所、それぞれ35秒0、34秒2という上りを使っているだけに前残りのスピード決着で中団追走では展開が向かなかった。
ゴールドドリームは中団を追走し4コーナー手前ではモジアナフレイバーの直後にいたが、直線では伸びることなく6着。南部杯は今年で4年連続出走で、5、2、3、6着と、この馬の実績を考えれば盛岡コースとは相性がよくない。昨年のチャンピオンズCでクリソベリルにクビ差2着があったがその後は本来の力が発揮できていない。インティは直線失速して9着。無理せずハナに立って前述のとおりタイムは速いがペースが速かったわけでなないので燃え尽きてしまったか?
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遂にアドマイヤオーラからGI馬が出たぞ!!
産駒総数92頭
グレード競走勝ち馬3頭
クロスクリーガー
ノボバカラ
アルクトス
GI馬1頭
アルクトス←New!
アドマイヤオーラは芝馬なのに、産駒はダート巧者w
タキオン孫でも初か?→続く
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続2>血が繋がるな
種牡馬になれるかな?
ダート種牡馬として地方競馬でそこそこ活躍できるかもしれないけど。
>4
馬主さんはこの馬にかなり思い入れが深いらしいからプライベート種牡馬になれるんじゃあ?
※馬主のツイート↓
アルクトス武蔵野Sからで考えていると報告しましたが、この記事に出てる通り、先生と話し合い南部杯からの始動を考えています。種牡馬を目標にした場合、出来るだけG1に挑戦した方が可能性が上がると考えて、左回り、マイル、1ターンの南部杯は適した条件だと結論づけました
現時点じゃ、たかだかJPN1しただけだから、種牡馬需要低いだろうけど、
それと種牡馬としてのポテンシャルは別問題だからな
父アドマイヤオーラ、母父ボリクリ、母母父Seeking the Goldなら工夫次第でやれそうな気もする -
続>タキオン孫でも初か?
>3
ディープスカイからキョウエイギアとサウンドスカイが出てる
タキオン系は代を経るとダートになるのは本当に不思議
ダート馬アドマイヤドンから芝長距離馬
芝短距離馬アドマイヤマックスからダート馬
アドマイヤの種牡馬は現役時とは違うタイプの産駒が出るのか
>8
母父の影響なのかねえ
ドンは母父トニービンの影響で晩成ステイヤー、タキオンはロイヤルスキーの影響でダート馬量産か
>8
アルバートはダンスインザダークの影響がデカい
ダンスを手伝ったのはトニービンだろうけど
クリンチャーもさっさとダート使ってればなあ無駄な期間過ごしすぎたわ
クロスクリーガーは惜しまれる死だった
まあもったいない種牡馬だった,アドマイヤジャパンやブエナビスタはサッパリなのに面白いもんだね。タキオン孫がそろってダート馬ばかりなのも含めて
これでアルクトスも種牡馬入りで血が繋がるな