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2021/01/15 23:38
サートゥルナーリアが引退 社台SSで種牡馬入り(GJより)
15日、サートゥルナーリア(牡5歳、栗東・角居勝彦厩舎)が現役を引退することが明らかになった。所属するキャロットクラブのホームページで発表された。昨秋に発症した左トモ飛節の腫れは良化してきているが左背中の筋肉が顕著に落ちたことにより、ベストのパフォーマンスを発揮するのは難しいという判断が下された。今後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定となっている。
デビューから無傷の4連勝で皐月賞(G1)を制したサートゥルナーリア。日本ダービー(G1)で4着に敗れて初黒星を喫するも秋の始動戦・神戸新聞杯(G2)を快勝し、天皇賞・秋(G1)へとコマを進めた。古馬との初対戦は2番人気に支持されるも初めて掲示板を外す6着。だが次走の有馬記念(G1)で2着に好走して能力の高さを再アピールした。
4歳シーズンは始動戦の金鯱賞(G2)を快勝。しかし次走の宝塚記念(G1)は1番人気に支持されるも勝ち馬クロノジェネシスから2秒2差の4着に敗れるという精彩を欠く内容だった。
秋初戦は天皇賞・秋を視野に入れていたが、調整遅れからジャパンC(G1)に矛先を切り替える。だが左トモ飛節に腫れが見られたことにより回避が決定。そして有馬記念も体調が整わないことから出走を見送り、4歳秋は1戦もすることなく現役生活を終えることになった。奇しくも、2月で厩舎を解散する角居調教師と同じタイミングでの引退である。
父ロードカナロア、母シーザリオという超良血馬で、半兄のエピファネイア(父シンボリクリスエス)からは3冠牝馬デアリングタクトが誕生。昨年の新種牡馬である半兄のリオンディーズ(父キングカメハメハ)も順調な滑り出しを見せていることから、サートゥルナーリアにも種牡馬としてかけられる期待は大きい。第2の馬生も活躍して欲しいものだ。今回のサートゥルナーリア引退は主戦を務めたC.ルメール騎手にとっても痛手だろう。だがそれ以上に残念がっているのは池添謙一騎手かもしれない。昨年のジャパンCはルメール騎手がアーモンドアイ騎乗のためサートゥルナーリアには池添騎手が起用される予定だった。1週前追い切りで初コンタクトを取った際、自身のTwitterに跨っている様子の動画を投稿しており、回避が決定したときには「1週前ほんとに良くて楽しみで仕方なかったのに」と悲しみのコメントを発表している。また有馬記念で池添騎手はカレンブーケドールに騎乗しているが回避が決定するまでサートゥルナーリアのオファーを待っていた。
今回の引退発表を受けて、池添騎手はTwitterに「調教だけやったけど今まで乗せてもらった馬とは、また違った乗り味と走り方でした」「ジャパンC乗りたかったなぁ…」とコメントを掲載。思い入れが相当強かったということがひしひしと伝わってくる。幻に終わった「池添騎手×サートゥルナーリア」のコンビ……。だが、サートゥルナーリアの子供に騎乗する機会はいずれ訪れるはずだ。いつかそのコンビが大舞台で活躍する日を楽しみにしたい。
>社台SSで繋用ってあるけどマーズの分で満席では?フィエールマンもブリーダーズSS送りだったし。
※実質引退だが繋養しているドリジャに一時移ってもらって、そそのドリジャの施設の分を回すんでせうかねΓ…