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2021/03/07 22:42
【税理士】JRA騎手13人、調教師19人を含む計163人が持続化給付金不正受給
農水省の指示で調査していたJRAの人数が確定しました。
そして10人以上と言われていた調教師が19名。かつ残念なことに騎手の受給も判明しました。
-疑惑ではなくなった不正受給
JRAの記者発表では、165人が受給しそのうち163人が不正受給であったとの内容ですので、指南したといわれる大塚亮一税理士の「適切な受給である」という主張に反するものになります。
副業での収入減の申請が1名、休職中で不明の1名は不正の判断はできていません。
大阪の税理士その他、京都の税理士も手伝ったことを認めていますが大阪と違い報酬は受け取っていないとコメントしています。
-調教師の不正受給者19人(関西8人、関東11人)
JRAの調教師は190人程。10%も不正受給に関わっていたという事になります。
-騎手の不正受給者13人(関西5人、関東8人)
騎手も受給していたことが判明しました。JRA所属の騎手は総数141人、騎手も10%弱の受給。当初関西所属の競馬関係者の受給疑惑でしたが蓋を開ければ場所は関係なかったですね
-調教助手の不正受給者112人(関西96人、関東16人)
調教助手は関西所属の調教助手が圧倒的に多いですね、関東所属の調教助手はまだファンを思う心があったとのことでしょうか?
-厩務員21人(関西14人、関東7人)
こちらも関西が多いです、X税理士がビラをばら撒いたとのことで、調教助手・厩務員などは関西の厩舎関係者が多くなります。
-リストの公表や処分は
普段競馬をしない人のために説明すると、競馬は公正であることが大前提です。よって今回の”不正”と言われるようなことについては厳しく、騎手はレース前には調整ルームというところに入り、外部との関係を遮断します。以前ルメール騎手がこの調整ルームでTwitterでリツイートしたことで騎乗停止になりました。(特に内容は競馬の公正確保に影響であることはなかったのに・・・)今回の受給は不正であり、そしてファンを裏切ったことで厳しい処分になるはず
-日本騎手クラブの武豊騎手(会長)のコメント
日本騎手クラブを代表して、心よりおわび申し上げます。当該者は全員すでに給付金の返還を済ませる、または返還手続きを進めておりますが、今後このようなことがないように改めて騎手全員に厳重に注意をしてまいる所存です日本騎手クラブはコロナ感染症に対応する医療従事者に寄付を行ってきました。その行為が台無しになってしまいました…
-「不適切」か「不正」か?
現時点でJRAは、今回の受給の大半を「不適切」と認定した形だが、「不正」とはいえるのか? 持続化給付金を所管する中小企業庁によると、狭い意味の「不正」は、返還の際に延滞金や受給額の20%のペナルティーが発生する事例で、全国で約400件に上るという。ただ、今回のようにコロナ禍の影響とは言い難いのに申請した場合も、一般論と断りつつ「不正に当たるのではないか」としている。コロナの影響が想定できる事例もまれにはある。例えば、担当馬がドバイに遠征した場合で、実際は渡航後にレースが中止され、遠征は空振りに。賞金獲得の機会が失われた。だが、大半はコロナの影響圏外で、何らかの責任追及は免れない。
報酬つきで不適切な申請を指南した税理士の責任問題も焦点となる。税理士は馬主であったため、厩舎関係者にとっては顧客という優越的地位にあった。また各地の税理士会は、対象が困窮者であるため、今回の受給申請のサポートは無報酬で行うよう申し合わせていた。税理士法人側は2月18日、報道各社へのファクスで「弁護士を加えて行った再精査の結果、改めて適正な手続きであったことを確認しています」との立場を示した。
中小企業庁はJRA、日本調教師会の調査結果を農水省と共有する方針で、独自調査に動く可能性もある。刑事事件に発展するかは不透明だが、既に競馬のイメージは深刻に傷ついた。昨年来、競馬を支えてきたのは、馬券を買い続けた人々で、中にはコロナ禍でダメージを受けた人もいるはず。こうした人々の境遇への想像力が少しでもあれば、こんな問題は起きなかったのではないか。
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エル uuuuu !さんがいいね!と言っています。
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※Web日経新聞記事より↓
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH280YR0Y1A220C2000000/