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2021/03/22 23:36

土曜3歳牡馬オープンレース回顧・反省会

-ファルコンS(G3)
20日中京競馬場で行われたファルコンS(G3)は3番人気のルークズネスト(牡3歳、栗東・浜田多実雄厩舎)が勝利。2歳王者グレナディアガーズを破る金星を挙げた。
最後はアタマ差の接戦だった。スタートからじわじわと押し上げてハナに立ったルークズネストだったが最後はグレナディアガーズとの一騎討ち。鞍上の幸英明騎手が「直線で一度は差されました」と振り返った通り一度はライバルが前に出たが、ゴール前で類稀な根性を見せつけた。
それにしてもモーリス産駒の勢いが止まらない。初年度産駒がデビューした昨年は2歳リーディングサイヤーでディープインパクトドゥラメンテに次ぐ3位と健闘したモーリス産駒だったが重賞未勝利と大舞台の壁にぶち当たっている印象だった。が今年になると1月のシンザン記念(G3)でピクシーナイトルークズネストがワン・ツーゴール。ド派手に重賞初制覇を決めると、3月のチューリップ賞(G2)ではストゥーティが手堅く3着に好走して桜花賞(G1)の出走権をゲット。さらに先週は、シゲルピンクルビーがフィリーズレビュー(G2)でモーリス産駒の重賞2勝目を挙げるとこの日のファルコンSをルークズネストが勝って2週連続の重賞勝利となった。
「父が古馬になってマイル王の座に君臨しただけに、産駒も遅咲きの傾向があるかと思いましたが、早くから結果が出たのはモーリスの今後にとっても大きいと思います。それにしても(モーリスを繋養する)社台スタリオンステーションは、さすがに先見の明がありますね」(競馬記者)記者がそう語るのも、今春のモーリスの種付け料は800万円と、昨年までの400万円から倍増しているからだ。2歳リーディングサイヤーで3位だったとはいえ重賞勝ち馬さえ輩出していない種牡馬としては異例の高騰だったため「強気過ぎるのでは」との声もあった。だが、今年の活躍はそんな懸念を払拭するに足るものと言えるだろう。一方、同期の新種牡馬として今春、いち早く種付け料を1000万円の大台に乗せてきたドゥラメンテは弥生賞(G2)勝ちのタイトルホルダーが出たものの、本番の皐月賞(G1)では伏兵の1頭になることが予想されている。他に重賞勝ち馬がおらず、同期のモーリスに一歩後れを取ってしまっている印象だ。昨年は新種牡馬のエピファネイアから三冠牝馬のデアリングタクトが出現し、人気を分け合ったキズナからも多数の重賞勝ち馬が出るなど、3歳クラシックシーズンを大いに盛り上げた。今年の新種牡馬2強は偉大な先輩に続けるだろうか?

-皐月賞トライアル若葉S-L
20日阪神競馬場で行われた若葉S(L)は2番人気のアドマイヤハダル(牡3歳、栗東・大久保龍志厩舎)が勝利。叔母にG1・3勝のスイープトウショウを持つ良血馬が、本番の皐月賞(G1)へ大きく前進した。10頭立てで行われた芝2000mのレース。やや煽り気味のスタートとなったアドマイヤハダルだがレース後に「積極的に自分で動ける位置でレースをしようと思った」と振り返った鞍上の松山弘平騎手が促して好位へ。4番手で流れに乗ると最後の直線ではあっさりとライバルたちを置き去りにした。最後は2着シュヴァリエローズに3馬身差をつける完勝だった。
「強い競馬でした。1番人気の2着シュヴァリエローズは、昨年末のホープフルS(G1)で5着だった実力馬だけに、この勝利は価値がありますね。レースが異なるので一概には言えませんが、シュヴァリエローズはホープフルSで勝ったダノンザキッドと0.6秒差。この日はアドマイヤハダルと0.5秒差。これだけを見てもアドマイヤハダルが皐月賞で好勝負できる可能性を秘めていることがうかがえます。若葉Sの勝ち馬からはジェニュインヴィクトリーといった皐月賞馬も出ていますし、近年でもヴェロックスが本番で2着。アドマイヤハダルも皐月賞争いの勢力図に割って入れるだけの器だと思います」(記者
その強さは「本物」だった。
アドマイヤハダルが2勝目を挙げた前走のエリカ賞(1勝クラス)では、1番人気だったディープモンスターの追撃を振り切っての勝利。そのディープモンスターは、その後に梅花賞(1勝クラス)、すみれS(L)を連勝してクラシックの有力候補に上り詰めたが当時4番人気だった本馬はアイビーS(L)で4着に敗れていたこともあってどこかフロック視されていた。
しかしこの日はそんな“疑念”を完全に払拭する圧勝劇。これには本馬を管理する大久保調教師も「思っていた以上に強かった。ここまで強いとは思ってなかった」と驚きを隠さない様子だったがいずれにせよ皐月賞の有力候補に躍り出たことは間違いないだろう。
「強かったです」「反応が良く、追ってから突き放してくれました」
レース後そうアドマイヤハダルを絶賛した松山騎手(続

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    2021/03/23 03:20 ブロック

  • Westphaliaさん

    続>騎手だが、どうやら素直に喜べない事情もあるようだ。「レース後にアドマイヤハダル(ロードカナロア産駒)を高く評価していた松山騎手ですが、皐月賞では京成杯(G3)を勝ったグラティアスに騎乗することが発表されたばかり。あの馬も京成杯を2馬身半差で勝った素質馬ですが、今日のアドマイヤハダルのインパクトはそれ以上かもしれません。
    目の前のレースをしっかりと勝ち切った松山騎手はさすがですが、皐月賞の行方を考えると強力なライバルの出現に頭が痛いかも…」(同)
    「権利をもらったので、前向きに考えたいと思います」
    レース後、アドマイヤハダルの皐月賞挑戦を示唆した大久保調教師。デビュー戦から手綱を執っていた福永祐一騎手はレッドベルオーブでの皐月賞参戦が濃厚で、この日は中京で騎乗している。トライアルを快勝し、皐月賞の有力候補となったアドマイヤハダルだが鞍上の行方は大きく注目か

    2021/03/22 23:49 ブロック