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2021/03/23 23:49

日曜重賞レース回顧・反省会ほか

-【阪神大賞典回顧】単1.3倍アリストテレス7着に飛ぶ!2勝馬ディープボンド殊勲
21日11R,阪神大賞典(G2)。京都競馬場の改修工事の影響で今年の天皇賞・春は阪神競馬場で行われることも相まって例年以上にレースの結果が本番へ直結すると考えられていた重要な一戦だった。注目を集めたのは単勝1.3倍の圧倒的1番人気に推されたアリストテレス。昨年の菊花賞(G1)では三冠馬コントレイルの2着、今年の始動戦となった1月のAJCC(G2)を制した。2番人気に昨年の阪神大賞典を制しているユーキャンスマイル。3番人気は年明けの中山金杯(G3)では14着に敗れたが菊花賞4着を評価されたディープボンドだった。前日から降り続いていた雨の影響で当日は重馬場。ユーキャンスマイルに騎乗予定だった武豊騎手が前日の負傷により藤岡佑介騎手に乗り替わるなど一波乱ありそうな雰囲気を醸しながらレースは始まった。
注目の結果はディープボンドが後続に5馬身差をつけての快勝。2着にユーキャンスマイル、3着には9番人気のナムラドノヴァンが入った。大方の予想を覆してアリストテレスは馬券圏外の7着に終わった。
賞賛すべきはやはりディープボンドだ。これまでに長距離の経験は4着に入った菊花賞の1走のみで同レース2着のアリストテレスに3馬身半以上も差をつけられていた。ディープボンドは最終コーナーでは3番手につけたまま直線に入ってすぐに余裕を持って前を行く2頭を交わした。その後も脚色は衰えることなくあれよあれよという間にリードを広げ、後続を全く寄せ付けない圧倒的な走りで2着馬に5馬身つける圧勝を飾った。和田竜二騎手も「道悪がどうかと思っていましたが、展開も向いてスタミナ勝負にもっていこうとしていたので良かったです。前が引っ張ってくれて自分のペースを守れましたし理想的な流れでした」と振り返った。続けて「阪神で天皇賞・春が行われるので、この内容なら期待していいと思います」とコメントしたように大一番に向けて視界は良好だ。直前で鞍上が乗り替わることになったユーキャンスマイルも善戦した。2着に敗れたものの、昨年王者の力を存分に発揮したレース内容であった。中団から直線へと突入し、アリストテレスと並走。同馬が失速した後は抜け出したディープボンドに追った。上がり3ハロンのタイムは36.8秒とメンバー最速を記録した。そしてメンバー最速の上がり3ハロンを記録した馬がもう1頭。9番人気ながら見事3着となったナムラドノヴァンだ。最後の直線に入ると後方10番手から大外を伸び2着のユーキャンスマイルに迫るシーン。鞍上の内田博幸騎手も「こういう馬場ですし、この馬のリズムで動かないで行きました。得意としない馬場でこれだけ走ってくれましたし楽しみです。長い距離も合っているのでしょう」と確かな手応えをつかんだようだ。
思わぬ敗戦を喫したのは7着のアリストテレス。馬券圏内の3着はおろか掲示板からも外れてしまった。直線の手前まで中団の好位につけ直線で3番手まで追い上げたところで失速してしまった。鞍上のC.ルメール騎手は「ずっと勝ち馬の後ろでした。最初は掛かっていました。直線は反応しましたが、突然苦しくなりました。敗因は馬場かもしれません」と、雨で渋った馬場に敗因を求めたが、安藤勝己氏にtwitterで苦言される等本番へ不安を残す内容でもあった。

-【スプリングS回顧】ヴィクティファルス小回りコース向きの良血開花,1番人気はまた飛ぶ
21日行われたスプリングS(G2)は池添謙一騎手の3番人気ヴィクティファルス(牡3、栗東・池添学厩舎)が先に抜け出した嶋田純次騎手の7番人気アサマノイタズラをゴール寸前アタマ差捕らえ優勝。川田将雅騎手の1番人気ボーデンは3着に敗れた。上位3頭には4月18日に同じ中山競馬場で行われる皐月賞(G1)への優先出走権が与えられる注目の一戦。スタートは全馬ほぼ互角だったが、僅かに好発を決めたワールドリバイバルが内枠を利して先手を主張。1000m通過は1:02.5秒と平均ペースだが、人気の2頭ボーデンランドオブリバティはやや折り合いを欠いたままレースは進んでいく。4角手前からモノ凄い手応えで人気2頭を抜き去ったアサマノイタズラが直線半ばで先頭に立ち鞍上・嶋田純次騎手の初重賞は目前まで迫ったが、疾風のような末脚を繰り出し「画面の外から追い込んだ」ヴィクティファルスの猛追を凌げなかった。ヴィクティファルスはこれで通算3戦2勝となり重賞は初勝利。この勝利は池添兄弟コンビ(兄・謙一騎手、弟・学調教師)での重賞初勝利でもあった。テン乗りで結果を出した兄、キッチリ馬を仕上げた弟双方に拍手を送りたい。前走、2月の共同通信杯(G3)では勝ったエフフォーリアに一蹴されてしまったヴィクティファルスだが、→続く

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    2021/03/24 00:23 ブロック

  • Westphaliaさん

    続2>ハーツクライ産駒はこの世代、グラティアス(京成杯)に次いで2頭目の重賞制覇。母ヴィルジニアはチューリップ賞4着馬で、シルバーステート、ヘンリーバローズ(いずれも種牡馬)の半姉にあたる良血。サドラーズウェルズやロベルトなど、小回りコースでモノをいうヨーロッパ血統を抱えているので、中山コースに向いており母の父が大種牡馬ガリレオ(英愛リーディングサイアー12回)なので道悪も歓迎材料でした。皐月賞が再度道悪となれば勝機もあるでしょう。
    又近年の皐月賞の勝ちタイムは17年にアルアインが記録した1:57.8秒を筆頭に16年ディーマジェスティの1:57.9秒、19年サートゥルナーリアの1:58.1秒が示すように「高速馬場への適応力」を求められる傾向にあるため、重馬場での勝利を手放しで喜んでもいられないだろう。本番まで約1か月、池添兄弟を驚かせるようなヴィクティファルスの成長に期待したい

    2021/03/23 23:54 ブロック

  • Westphaliaさん

    続>そのライバルが経験していない「中山での勝利」は逆襲へのアドバンテージとなるだろう。もし皐月賞当日に一雨来るようならさらに注目度は上がるだろう。只問題もある。ヴィクティファルスの父ハーツクライ産駒の皐月賞での通算成績が[0-1-0-11]と振るわないのだ。リスグラシューやジャスタウェイに代表されるように覚醒後は世界最強級に育つ産駒も、3歳春の時点ではどこか走りに安定感を欠く傾向にある。他ならぬハーツクライ自身もそういう馬だった。
    騎手コメントのその「成長してほしい部分」というのが「皐月賞におけるハーツクライ産駒の弱点」なのかどうかは不明だが、今後クラシック戦線を戦う以上、短期間での成長なくして「天敵」エフフォーリアをはじめとする同世代のライバルを撃破することは難しい。又、近年の皐月賞の勝ちタイムは17年にアルアインが記録した1:57.8秒を筆頭に16年ディーマジェスティの1:57.9秒、

    2021/03/23 23:51 ブロック