競輪
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2021/12/13 23:48
【反省会・回顧】 香港マイル・香港カップ【香港国際競走】
-香港マイル
こちらはゴールデンシックスティが、見事に16連勝を達成して、スプリントでの暗いムードを少しは払拭してくれたのかな、と思います。ただ結果的に、インディチャンプとワイククという、前で主導権を握りそうな2頭が乗り代わりになってしまって、どちらも出遅れてゴールデンシックスティよりも後ろからと、色々余波はあったレースでしたね。ただ内容としては、意外と面白い面もありました。
結局積極的に行く馬がいない中で、サリオスが逃げてややスロー、くらいのバランスまで引き上げています。ラップで言うと47.92-45.94=1.33.86ですので、スローですけど極端ではなく、馬場もタフ寄りだった中で、中盤から淀みなくロンスパ、というイメージになっていますね。
結果的に切れタイプではなく、パワー型の馬が台頭しやすいレースになっていたのかな、と感じます。ゴールデンシックスティはその中で、流石に今日はいつものレースだと危ないと思ったのか、ある程度位置を取って馬群を捌く競馬でしたね。4コーナーで外に出そうとしてブロックされていたのですけど、それでも内に切り替えてスペースを見つけてからの伸び脚は流石でした。今日はそれを示せたと思いますし、ある程度は流れた中でそこそこ追走して、それでもロスなく捌いたことでラストまで持続させてきた、この辺りは本物の走りだったなと思います。このまま地元で連勝記録を達成して、来年こそ安田記念に挑戦してほしいものです。
モアザンディスは地元でも日本でも人気なかったですけど、チャンピオンズマイルがタフな流れで強かったように、馬場とペース次第では、の面はあったんですよね。予想の時に、サリオスがそこそこ引き上げて淡々と逃げた場合、香港勢ではこの馬が面白いと触れましたし、予想自体はスロー想定で真逆でしたけど、見立てそのものは合っていたのかなと思います。サリオスも力のいる馬場で、速い上がりが問われなければマイルでもやれますね。理想を言えば最序盤、逃げるとはっきり決めてもう少し引き上げても面白かったと思います。インディチャンプは急遽の乗り替わりでしたし基本的に今日のスミヨンJは全て位置取りが悪くてダメダメでしたね。ヴァンドギャルドの方がまだ積極的に運んでくれましたし、やっぱり香港競馬は欧州型の騎手はあんまりマッチしないですよね
-香港カップ
こちらはラヴズオンリーユーが、前走に続き苦しい立ち回りながら素晴らしい最後の伸びで、ヒシイグアスとの叩き合いを制しての海外G��3勝目の偉業を達成し、有終の美を飾りましたね。冷静に見た時に、レースレベル的にどうなの?という議論は出てきますけど、1年できちんと6走して、しかも海外で4戦して国内含めて全部圏内、4勝を上げるって凄まじい戦績です。
閑話休題レース回顧に戻ります。ラップは50.62-23.73-46.31=2.00.66なので、スローですけど極端ではなく、欧州勢が積極的に行ったことで、中盤からロンスパ気味の競馬になっています。ラストが23.24-23.07ですから、おそらく最速地点でも11.2~3程度だと思いますけど、基本的にはロンスパからの二段階加速、みたいなレースだと思います コーナー出口から直線入り口が最速だと思うので、そこでスムーズにエンジンをかけていった2~3着馬はかなり噛み合っていて、そこは流石地元の騎手だけに、勝ち方をわかっているという印象でした。
対してラヴズオンリーユーは、いいスタートから前に行ったものの、周りをがっちり固められてマークされ、動けない位置でしたし、直線も内の狭いところを抉じ開けてくる必要がありました。ラップ的にも少し踏み遅れた感じでしたし、それでもラスト1Fで、先にエンジン全開の2頭を間からじわじわ追い詰めて、BC同様にグイッと首をのぞかせるという、素晴らしい勝負根性を感じる勝ち方でしたね。正直今日の川田Jは、ダノンスマッシュはどうしようもなかったとして、他二つは内に拘ってイマイチスムーズさを欠いた騎乗だったと思います。それでもここは馬の力が違った感じですし本当に5歳牝馬勢は伝説的ですね。
ヒシイグアスも、大外でなければ、というレースでしたね。
全体で流れたので向こう正面で動ける形ではなかったですが、それならそれでとロスなく進めて、コース取り自体はほぼグローリーヴェイズと似たような形でした。ああいう振り方だと、本当にコーナーから直線向いての勢いの乗り方が抜群にいいですし、正直直線半ばではヒシイグアスが勝ったと思ったんですけれどね。流石に本来よりポジションが後ろになったぶんと、ラヴズオンリーユーの底力が上でした。ただこの馬もやはり力をつけていますし香港もフィットしていたと思います→続
- ゴールデンシックスティ
- プリン
- インディチャンプ
- ワイクク
- サリオス
- バラン
- ロンス
- パワー
- モアザンディス
- スミヨン
- ヴァンドギャルド
- ラヴズオンリーユー
- ヒシイグアス
- ダノンスマッシュ
- グローリーヴェイズ
- フィット
-
続>ドバイオナーはいかにも欧州の騎手らしいコース取りで踏み遅れましたねー。
レイパパレはスタートイマイチでしたけど、そこから前に行く気も感じられませんでしたし、馬も騎手も残念でした。でも地元ではそこまで不人気ではなく、むしろモアザンディスの方が人気ないくらいでしたから、現地でしかわからないような買い要素はあったのかもしれません。
※リンク…スプリント優勝:スカイフィールド→https://db.netkeiba.com/horse/000a01b9d7/
マイル優勝:ゴールデンシックスティ→https://db.netkeiba.com/horse/000a015375/
同連対:モアザンディス→https://db.netkeiba.com/horse/000a015388/
ヴァーズ連対:パイルドライヴァー→https://db.netkeiba.com/horse/000a01bb2021/12/13 23:58
