スマートフォン版へ

マイページ

2862件のひとこと日記があります。

<< 【AJCC】紐荒れ!3番人気キングオブコージ... ひとこと日記一覧 今年のダートグレード競争(重賞)の一覧を今... >>

2022/01/25 23:39

松田大作氏間違って津村明氏より先にG2勝つ@デビュー26年目でようやく手にした星

>>
23日中京競馬場で開催されたダートの中距離重賞・東海S(G2)を制したのは、7番人気の伏兵スワーヴアラミス(牡7、栗東・須貝尚介厩舎)。先に抜け出した1番人気オーヴェルニュをゴール前で強襲し3つ目の重賞勝ちを飾った。
東西で重賞が行われたこの日は、中山競馬場のAJCC(G2)を横山典弘騎手キングオブコージが勝利。近8戦でコンビを組んだ人馬による見事なレースだったが、東海Sのスワーヴアラミス&松田大作騎手のコンビもまた近9戦(計15戦)で苦楽を共にした名コンビでもあった。
小雨の降る中で行われたフルゲート16頭立てのダート1800m戦。レースは2枠3番の内枠を生かして単騎逃げを狙うアイオライトを1番人気オーヴェルニュと2番人気サンライズホープがどっしりと構える展開となった。対するスワーヴアラミスは、松田騎手が出ムチを入れるシーンもありながら、行きっぷりはそれほどでもなく道中は10番手の後方から追走する形。当初のプランでは好位での競馬もイメージにあったのだろう。
だが、結果的に行き過ぎなかったことが、最後の直線に向けた末脚を溜める好結果を生んだのだから上手くいくときとは案外そういうものなのかもしれない。雨が降っていたとはいえ、脚抜きのいい重には遠い良馬場のダートが先行各馬のスタミナを奪っていく。地力で勝るオーヴェルニュサンライズホープが早めに抜け出すと最後は我慢比べとなった。お互いを意識した人気2頭が叩き合いを演じる中、外からただ1頭次元の違う脚色で伸びて来たスワーヴヴアラミスに中京の長い直線も味方した。余力の残っていなかったオーヴェルニュは半馬身遅れて2着。サンライズホープは3着争いでも後れを取って4着と敗れてしまった。
「底力を見せたオーヴェルニュでしたが、ベテランの福永祐一騎手から若手の団野大成騎手に乗り替わったことも大きかったと思います。重賞で勝ち負けの馬に騎乗したこともあってか、勝負を急ぎ過ぎましたね。サンライズホープオーヴェルニュが早めに上がって来たため、仕掛けるタイミングがワンテンポ、ツーテンポ早くなったことも響きました。最後の粘りを欠いたのも,これが影響したのでしょう」(競馬記者)
展開としては恵まれた感もあるスワーヴアラミスだが、過去に2勝したG3とは異なり7歳にして初のG2勝ちは明るい材料だ。そしてこれは鞍上の松田大作騎手にとっても待望のタイトルでもある。1997年にデビューした同騎手だがこれまで重賞勝ちはG3までしか経験がなかったことは少々意外にも感じられる。
レース後のコメントで「僕にとっても初めてのG2」と振り返った松田騎手は、セイウンコウセイとのコンビで出走を予定していた2017年の高松宮記念(G1)直前に道路交通法違反を犯し、騎乗停止処分を受けた苦労人だ。
結果、レースの騎乗が叶わなかったどころか、幸英明騎手へと乗り替わったセイウンコウセイは見事な勝利をあげた。もしあの一件がなかったら、G2を飛ばしてG1タイトルを手にしていた可能性もあったはずだ。しかし以降も腐らずに関係者の期待に応えようと努力した先に、歓喜の瞬間が待っていたのだからこれまでの苦労は決して無駄ではなかったに違いない。
前回重賞勝ちしたエルムS(G3)も、スワーヴアラミスがプレゼントしてくれたように、騎手を続けている限り再びG1を勝利するチャンスが訪れることもあるだろう。
辛酸をなめた男のさらなる奮起に期待したい。
<<
娘さん亡くしたのに、免許停止中の無免許運転及び速度超過で検挙で、セイウンコウセイで高松宮記念乗り損ねた過去が…、G1目指して健闘を祈る。

お気に入り一括登録
  • スワーヴアラミス
  • オーヴェルニュ
  • キングオブコージ
  • アイオライト
  • サンライズホープ
  • アラミス
  • セイウンコウセイ

いいね! ファイト!