新種牡馬コントレイルなど31頭がお披露目　社台SSで種牡馬展示会を開催

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コントレイルなど4頭の新種牡馬を迎え入れた社台スタリオンステーションの種牡馬総合展示会が8日、午前午後に分かれた2部制で開催された。
新しくラインナップに加わったのは三冠馬コントレイルと、英国2000ギニー優勝馬ポエティックフレア。強豪揃った安田記念を好タイムで制したダノンキングリーと、最優秀ダートホースに選ばれたクリソベリルの4頭。本格的な種付けシーズン突入を直前に控え、これらを含めた総勢31頭のスタリオンラインアップが、招待された関係者に自慢の好馬体や体調の良さなどを誇示。繁殖牝馬集めを行った。また、国内調教の新種牡馬3頭がお披露目される際は、それぞれの管理トレーナーがマイクを握りそれぞれのセールスポイントをアピール。現役時代の思い出などを交えながら応援メッセージを送って場内を盛り上げた。
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-コントレイル初年度から1200万円「偉大な父、祖父をほうふつ」矢作師
父ディープインパクトの血を受け継ぐ同馬に生産者らが熱い視線を注ぐなか、現役時代に管理した矢作師は「偉大な父、祖父をほうふつとさせる馬体。スピードや瞬発力はみなさんご存じだと思いますが、現役時代に1度も硬くなったことがない筋肉の質の良さ、そして適性外の距離だった菊花賞での勝負根性、また頭の良さもお父さんになって大事な材料だと思います」魅力をアピールし「無事に最後（21年ジャパンC）を飾って、スタッドイン出来たというのはうれしいです」と感無量の様子

-英Ｇ１・２勝ポエティックフレア、欧州血統も「動き軽いし切れがある」
新種牡馬のポエティックフレア（牡4）は21年の英2000ギニー、セントジェームズパレスSのG1・2勝を含む11戦5勝。3着を外したのは2戦のみと、1000メートルから2000メートルまで幅広い距離で抜群の安定感を示した。父はドーンアプローチで、クラシックウイナーが6代続く欧州有数のサイアーライン。サドラーズウェル、ガリレオ、ニューアプローチと血統表にはそうそうたる馬名が並ぶ。欧州血統だがスピードも兼ね備える

-クリソベリル種付料300万円「ポテンシャル高い２世の出現を」
G1・4勝を挙げ、3歳で19年のJRA最優秀ダートホースに。音無師は「非常に身体能力が高く、G1を勝ったレースでさえ、まだまだ成長するのではないかと感じる馬でした。志半ばで引退することになりましたが、まだまだ十分な余力を残しての（種牡馬）スタートとなりました。今後はあり余るスピードとパワーを産駒に伝えてくれるものと思っております。母クリソプレーズはカテゴリーが限定されない強みを持った名繁殖牝馬でした。今後はクリソベリルのような、ポテンシャルが高い2世が出現することを願っております」と

-ダノンキングリー萩原師「馬体的に欠点のない馬」　社台ＳＳ種牡馬展示会
萩原師は「無事にスタッドインできたことを非常にうれしく思っております。安田記念を制したスピード、そしてダービー2着、惜しいレースをしたんですけれども、基礎能力の高さも魅力であると思います。今ご覧になっているように、非常に柔軟な動きが出来ます。父ディープンインパクト同様に、競走でも調教でも身体を柔らかく使うという特徴がありました。馬体的に欠点のない馬ですので、産駒に欠点が出るリスクも少ないのではないかと考えております」と
ディープ×母父ストームキャットの黄金配合