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2022/06/09 00:22
サンスポ「アーモンドアイ落選には驚きと恥ずかしさを感じる。投票システム(略
●サンスポ記者「アーモンドアイ落選には驚きと恥ずかしさを感じる。投票システムの改革が必要では」
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【記者の目】アーモンドアイの落選には、驚くと同時に、同じ投票権を持つ者として恥ずかしさを感じる。投票しなかった58人の記者には、それぞれ理由はあるだろうが、4頭まで投票できるうちの1頭にアーモンドアイの名前を入れない理由は理解できないだろう。
自分が入れなくてもあの馬は選ばれるだろうから、個人的な思い入れがある馬、投票候補の期限切れが迫っている馬を優先しよう、という考えだろうか。だとすれば公正さを欠いた判断といわざるをえず、少なくとも自分はしたくない。
現在の投票システムでは過去20年の顕著な活躍をした引退馬が対象になるが、野球の米大リーグの殿堂入りのように、得票率が5%に満たなかった馬は翌年から候補から除外するような改革が必要ではないか。昨年、得票率5%に満たなかったのは9頭。そのうち今年も得票率5%に届かなかった馬が6頭で、投票者は17人いた。おそらく同一記者が投票したのだろう。そのうちの半数の票がアーモンドアイに回っていれば…。このままでは投票する記者と競馬ファンの認識の差が開くばかりだ
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-推し馬への"愛"が名馬の殿堂入りに「待った」をかけた!?
今回アーモンドアイに投票しなかった記者は58名いて、投票された馬は18頭いた。票の内容をみると、記者が過去に選出されなかった自分の"推し馬"を75%に満たないことを承知で投票し続けた結果、票がバラけてしまいアーモンドアイが規定票数に達しなかったようにみえる。
「〇〇が顕彰馬に選ばれていないのは納得がいかない」
「自分が投票しなくても、きっとアーモンドアイの票数は75%に達するだろう」
と考える心理は、それはそれで頷ける。
これら投票された馬たちをみると、それぞれに推したい気持ちはよくわかる。ステイゴールドは現役時の成績は決して安定したものではなかったが、オルフェーヴルやゴールドシップといった個性的で強い産駒を数多く送り出している。芝とダートの二刀流をしらしめたクロフネやアグネスデジタルも捨てがたい…といった調子で、どの馬も"推す"説明ができてしまうのだ。
但し、顕彰馬はこれまでのJRA史上で36頭しかいない。これらの馬たちすべてがこれほど厳選された域に達しているか、というと言葉に詰まる。
それでも、今回から選定対象となったアーモンドアイは今回を含めて20回のチャンスがある。しかし、これまで選に漏れてきた推し馬の選定対象の回数は毎年1つづつ減っている。なので、アーモンドアイへの投票は他に任せてチャンスが少ないほうを優先するという心理もわからなくはない。また今回、最大4頭へ投票する権利を行使しなかった方もいるが、過去たった36頭しかいない、そもそも毎年選出馬が出るとは限らない顕彰馬と肩を並べる域に達している馬か、否か、という判断基準で選定した、と考える方なら賞の重みを重要視し、あえて票を投じる馬を絞ったとしても、それはそれで理解できる。
このような判断基準から、あえてアーモンドアイ1頭に絞って票を投じた方もいただろう。
ちなみにフリーの競馬記者である筆者には投票権はないが、もしも投票できるなら枠は目一杯使いたいので、まず別格のアーモンドアイに1票。続いて競走成績が優秀なブエナビスタ、現役と繁殖の功績としてキングカメハメハ、同じ理由で自身もGIを勝ち更に3頭のGI馬を産んだシーザリオに票を入れたい、と考えただろう。
来年は選定対象に牡馬三冠のコントレイルやクロノジェネシス、グランアレグリア、ラヴズオンリーユーなどが加わる。"選に漏れた推し馬"たちは増える一方で投票がさらにバラける可能性すらある。
昨今は個性を大切にし、多様性が認められる時代でもある。顕彰馬の選定方法を再度見つめなおす時期にきているのではないだろうか。
記者投票もいいが、誰もが納得するほどの成績をおさめた馬については投票を経ずとも顕彰馬とするとか、さらに顕彰馬より基準の緩い賞を別につくるとか、と考えるのは筆者だけではあるまい。
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私なら今回は
アーモンドアイ
キングカメハメハ
シンボリクリスエス
4頭目はなし
将来、オジュウチョウサンは選ばれないんでしょうね〜。 -
スイートデルマー90さんがいいね!と言っています。