競輪
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2022/12/12 23:34
【反省会・回顧】 香港ヴァーズ・スプリント【香港国際競走】
-香港ヴァーズ
今日の香港の芝ですが、ここは予想と違ってGoodと、少し時計のかかるコンディションとなっていました。雨が降ったという情報もないので、多分相当散水したんだろうなと感じますし、結果的にむしろ例年よりもタフな馬場になっていたかもしれません。
逃げたのはセニョールトーバで、ボタニクが番手追走、ブルームとバブルギフトはやや後方から押し上げる形になりました。ウインマリリンもスタート直後は逃げるのか、ってくらいの位置でしたけど、そこから下げて下げて4コーナーでは最後方付近、グローリーヴェイズもやや後方の内目を追走と、隊列のイメージはちょっと違いましたね。
ラップは50.26-49.70-47.57=2.27.53なので、ややスローですが極端ではありません。流石に後半は仕掛けが強めで、残り800m地点から11秒台に入るロンスパ寄りの展開、ただその中でレースラップの最速が11.76と、ほぼトップスピードを問われない馬場だったというのがイメージとは違う所でした。
勝ったウインマリリンは、正直コーナーで大丈夫かと思ったのですけど、素晴らしい脚でした。直線向いての最速地点で11.24と、他とは一線を画す素晴らしい切れ味を引き出しましたが、あくまで相対的でもあり、このタフ寄りの馬場でしっかり機動力を生かせたということになるのでしょう。レーンJとはかなり手が合っている感じで、こういうパワー型の血統の馬だと本当に面白いように伸ばしてきます。馬自身も5歳冬でようやく体質的に完成してきたのかなと思いますし、ここでG�気鮗茲譴燭里亘榲�に偉い馬かと。
3着のグローリーヴェイズも頑張りましたけど、ラストの伸びがジリジリでした
-香港スプリント
ここは明確な逃げ馬不在だったんですけど、シンガポールのリムズコジオスコが抜群のスタートを決めてハナに立ってしまったことで、レース展開がかなり歪みましたね…。しかも途中からメイケイエールが掛かり気味に外を捲り、呼応してルメールJのサイトサクセスが早めに押し上げる後半ロンスパ展開で、外主導の立ち回りとなり、内目の有力馬はほぼみんな直線でノースペース、外からのびのび足を伸ばした馬が上位という、非常に読みにくい展開になりました。
ラップ的にも35.15-33.61=1.08.76なので、馬場を考えても平凡な勝ち時計ですし、ラストも11.17-10.86-11.58と直線で加速を踏んでいるので、全馬に余力はある中で、ここでスムーズに前を向けたかどうかがほぼ全てになっている感じです。そしてこういう後半特化のレースになれば、勝ち馬の決め手はやはり1枚上だったかというところですね。
ウェリントンは外枠で淡々と流れてしまうとどうかと思ったんですが、かなり淀んだことでむしろ外枠がプラスに転じました。かなり後方からでしたけど、上がり3F32.97、最速10.54でスパッと外から切り裂いてきましたし勝ちパターンに綺麗に嵌ったなと思います
日本馬ではメイケイエールが辛うじて掲示板でしたが、流石にあれだけかかると最後に切れる脚を求めるのは難しかったですね。ジャンダルムは出遅れてしまいましたし、レシステンシアとナランフレグは完全に内枠が仇になる展開でこれはもうどうしようもなかったと思います。
- セニョールトーバ
- ボタニク
- バブルギフト
- ウインマリリン
- グローリーヴェイズ
- ロンス
- スピード
- パワー
- リムズコジオスコ
- メイケイエール
- サイトサクセス
- ウェリントン
- ジャンダルム
- レシステンシア
- ナランフレグ
