2855件のひとこと日記があります。
2023/12/20 23:58
種付け情報-2023年レックススタッド編
毎年恒例?になりつつあるひとこと日記での、社台SS以外の種付け情報を今年も今更やろうという思い付き企画第六段はレックススタッド。
>>
種付け数トップはオメガパフュームで種牡馬入りを一年延期したにもかかわらず150頭を超える牝馬を集めることに成功しました。種付け料は受胎条件50万円で、およそ7割が受胎するとして種付け料収入が5000万ほど。一方現役続行で得た賞金が3戦して6000万円強だったので、経費を差し引けば収支としてはトントンといったところでしょうか。本当なら東京大賞典5連覇の大偉業を達成してのスタッドインといきたかったでしょうが、その夢は産駒に託しましょう。さらには2016年のダービー馬で、8歳にして京都大賞典を制したマカヒキも初年度から100頭を超える牝馬を集めることに成功しました。金子氏の持ち馬だけあって種付け牝馬には三冠牝馬アパパネも名を連ねているほか、社台ファームが何頭か牝馬を送り込んでおり、種付け料50万円とは思えない豪華なラインナップとなっています。クラブでマカヒキ産駒を募集したら安さもあって一気に満口になりそうな気が
<<
種付け数トップは新種牡馬のオメガパフュームで、一昨年の東京大賞典優勝を最後にいったんは引退が発表されていたが後に撤回して現役を続行、さらにアンタレスS優勝などの実績を積み上げてのスタッドインとなった。3歳時から7歳時まで5年連続で重賞を制した息の長さと生涯で2度しか掲示板を外していない安定感、更に50万円という安価な種付け料が魅力で、150頭を超える牝馬を集めることに成功している。3歳から6歳まで東京大賞典で前人未到の同一GI4連覇を達成した実力を引き継ぐ産駒は現れるだろうか。
ゴールドドリームは前年度から40頭以上の大幅減となったが、これは種付け料が150万円から180万円に増額された影響もあっただろうか。5代母が数々の名繁殖馬を送り出してきた Special という良血一族で、母父もフレンチデピュティとこれまで種牡馬入りした内国産ダート種牡馬としてはかなり筋が通った血統であり来年の種牡馬デビューが待ち遠しい。
9歳まで現役を続けることとなったマカヒキが初年度から100頭を超える牝馬を集めることに成功した。種付け料50万円とはいえやはり腐ってもダービー馬というところだが、8歳時の京都大賞典で見せたあの走りがこれだけの牝馬を呼び寄せたのだろう。種付け牝馬には金子氏所有のアパパネの名もあり、ぜひとも種牡馬として名をあげて父系を繋いでほしい。
社台スタリオンステーションから移動のロゴタイプはほぼ倍増となる70頭の牝馬を集めた。自身はダートで1戦未勝利だったが、兵庫チャンピオンシップのミトノオー、OPグリーンチャンネルCのオメガギネス、園田の活躍馬ベラジオソノダラブとここにきてダートでの活躍が目立っておりダート種牡馬として来年さらに多くの牝馬を集める可能性がある。
エピカリスもほぼ種付け数が倍増。今年が産駒デビューの年だったが、よほど産駒の出来が良かったのだろうか。地方では初年度から鎌倉記念のサントノーレを出すことに成功しており地方向けのゴールドアリュール後継として来年さらに多くの牝馬を集める可能性はありそうだ。
ビーチパトロール、スマートファルコン、スクリーンヒーロー、エイシンフラッシュといった実績馬は軒並み頭数を減らしている。このうちスクリーンヒーローは来年で20歳を迎える高齢ということもあり、今シーズンを最後に種牡馬を引退して功労馬となることが発表されている。ビーチパトロールはまだまだ種牡馬として若く、条件戦から3連勝中のモズロックンロールがどこまで大成するかで変わってきそう。エイシンフラッシュはヴェラアズールを出した翌年のシーズンでこれだとかなり厳しいだろう。
スプリンターズSを連覇したレッドファルクスも社台から移動してきてのシーズンだったが、種付け料が80万円から50万円に減額されたにもかかわらず前年比半数以下の30頭ではかなり厳しそうだ。ここまで2世代がデビューしていまだ特別戦勝ち馬が出ておらず、勝ち星も芝よりもダート寄りでならば同額同父でサンデーも遠いオメガパフュームでいいかという事になる。
社台から移動してきて3シーズン目となるノヴェリストは50万円まで種付け料が減額されていたものの、全く浮上のきっかけをつかむことができずこの年の種付けを最後に種牡馬を引退しヴェルサイユリゾートファームにて功労馬となることが発表された。欧州ならばまだまだ障害用種牡馬として需要がありそうな血統だが、来年で15歳となる種牡馬にそこまでのオファーはないという事か※独逸は Monsunの血統に拘る程馬産の土壌はないようで.
ほかに新種牡馬では Palace Malice産駒<続
-
続>フランケル系の日本での今後を考えると気にはなる所。
ブランドフォード系はドイツの Monsun 産駒がつながらなければ終焉でしょうね。といっても Shirocco 産駒の Windstoss くらいでしょうか。これが Torquator Tasso のように凱旋門賞を勝って、平地向けに注目されて…みたいにしてやっとですから、かなり厳しいと思いますが。
マツリダゴッホは今年の種付けを最後に種牡馬引退して生産牧場(岡田スタッド)にて余生を過ごす
※なお去年まで名があったアグニシャイン・アポロケンタッキー・セイクリムズン・バドトロワ・バーディバーディ名が消えた。アポロケンタッキーとバドトロワはそれなりに種付けあったから引退ではない -
続>パレスマリス産駒のBCジュヴェナイルターフ勝ち馬ストラクターが供用されたがわずか29頭の種付けにとどまった。ただ、ここにきて Palace Malice 産駒の持込馬ジャンタルマンタルがデイリー杯2歳Sを強い勝ち方で完勝しており同馬の今後の活躍によっては人気種牡馬になる可能性も十分秘めている。
ほかに道営の活躍馬スーパーステション、ホエールキャプチャの全弟で、京都金杯を制したパクスアメリカーナが種牡馬入りしているが種付け数は伸びていない。
感想メモ→しかしながら成績がからっきしだったとはいえノヴェリストほどの馬が買い戻しオファーもないまま引退というのがモンズーン系がもはや障害種牡馬としてすらお声がかからないほど需要がなくなってしまったというのを雄弁に語ってるようでかなり寂しい話ではあるな…
あとタニノフランケルの種付数が急減してるのもモズアスコットやアダイヤーをはじめとしたフランケル系