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2024/01/10 23:54

非社台SSの種付け情報最終回 - アロースタッド編+零細・プライベート等

いつの間にかひとこと日記で毎年やっている、社台SS以外の種付け情報を今年も今更やろうという思い付き企画最終回はアロースタッド
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トップは典型的な芝1200m専用機ビッグアーサーで、日本で一番短距離向きのスピードを伝える種牡馬としてキャリアハイに近い155頭もの牝馬を集めることに成功しました。母系には Kingmambo Sadler's Wells の血もあり、距離適性の面ではどう出るのかと思っていましたが、ふたを開けてみれば父のスピードを最も受け継いだ馬ということになりました。この勢いで父系4代GI制覇も達成してもらいたいところですね。2番手はシャンハイボビーで、地方所属ながら米GI戦線でも上位に健闘したマンダリンヒーローなどを出したことで評価が高まりました。この先シニスターミニスターヘニーヒューズパイロといったダート輸入種牡馬陣の中に割って入ることができるでしょうか?
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芝1200m特化型種牡馬として勝ち馬を量産しているビッグアーサーが前年比1.5倍の150万円での供用にもかかわらず70頭増で種付け数トップに躍り出た。芝で50勝以上あげていながら1200m戦以外での勝ち星はわずか8勝で、1000mでは短く1400mでは長いという非常に極端な適性の持ち主だがいずれこのカテゴリでGIを制し、テスコボーイから半世紀以上に渡って続く内国産ラインをさらに発展させてもらいたい所
昨年マンダリンヒーローがハイセイコー記念を制し、今年地方馬ながら米国遠征を果たしサンタアニタダービーでも2着に健闘したシャンハイボビーが大幅増でキャリアハイを更新した。ただマル外の*マリアズハートこそオープンクラスで活躍しているが、中央ではそれ以外はさほど目立った結果を出せておらず250万円の種付け料をキープできるかは今後にかかっている
モズアスコットは今年300万円まで種付け料が引き上げられたこともあって多少減らしたが、それでも高い水準をキープしている。何より日本とも相性のいい Frankel 産駒で、芝ダート両GI制覇の偉業を達成しており短距離、長距離、芝、ダートと配合相手によってさまざまなタイプが出てきそうだ。来年種牡馬デビュー予定
種牡馬入り2年目のシーズンとなるダノンプレミアムは大幅に減らす結果となった。ディープインパクト産駒のGI馬とはいえ、勝ったのは朝日杯FSのみ3歳以降はGIでは善戦止まりという実績に加え、新たにステルヴィオジャンダルムといったマイラー種牡馬が加入しておりそちらにお株を奪われてしまう形となったか
シニスターミニスターは8シーズンぶりに100頭を下回る結果となったが、これは高齢で種付け数を絞る意味でも500万円の高額に設定されたことが大きいだろう。当初は50頭前後に低迷し、一時は種付け料が50万円まで下げられた同馬だが、今年はさらにミックファイアを出しており来年は700万円での供用と芝の一流種牡馬並みの待遇となっている。
2年目の供用となる米2歳GIシャンペンS勝ち馬フィレンツェファイアはほぼ昨年並み。父 Poseidon's Warrior は4歳時にGI・A.G.ヴァンタービルトHを人気薄で制しただけの一発屋で、ほかに目立った産駒は出していないが、更にその父は Speightstown で、仕上がりは早いながらも高齢までしぶとく息長く走る産駒を多く出しそう
新種牡馬ステルヴィオは初年度から90頭を超える牝馬を集めることに成功した。80万円と比較的安価な種付け料も魅力だが、同馬には「永久種付権利制度」というものがあるようで、4年目のシーズンまでに2年連続でステルヴィオの種付けを行った生産者には2027年以降の費用負担なし・譲渡可の永久種付権が付与されるらしい
カリフォルニアクロームは日本での産駒がデビューする前に75頭減と種付け数が半分になってしまった。やはり実績は最強クラスもかなり貧弱な血統がネックだったがここまでスプリングノヴァを含めて8頭が中央で勝ち上がっており、JRA新種牡馬リーディングも5位につけるなど上々の結果を残している
スプリンターズSを制した Kitten's Joy 産駒のジャンダルムは100万円の種付け料で初年度から70頭の牝馬が集まった。晩年は短距離で走ったがもともと皐月賞・ダービーに出ていたようにクラシックでも期待された馬で、さらに母ビリーヴ、半兄ファリダットと母系から日本の馬場への適性も引き継いでおり非常に楽しみな1頭だ
ほかに新種牡馬ではサンライズノヴァが40万円の種付け料で22頭の牝馬に種付け。競走馬としてはGI勝ちは南部杯のみだったが、近年のダート強豪に多い母系にリアルシャダイが含まれており種牡馬として大成することができるだろうか<続

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  • Westphaliaさん

    続3>日本初の Arrogate 後継で620キロの超大型馬シャンドマルスが3頭、ディープインパクト×スイープトウショウの条件馬スイーズドリームスも3頭、日本における*ファスリエフ初の後継種牡馬で南関の重賞を6勝したキャプテンキング、スーパーホーネット初の後継種牡馬ハイパーホーネット、コパノリッキー初の後継種牡馬リッキーボーイがそれぞれ2頭だった

    その他の新種牡馬以外の零細・プライベート種牡馬については→http://blog.livedoor.jp/organa_jpn/archives/52546143.html
    で検索お願いします。
    では2022年版はこれが最後です,お付き合いいただいてありがとうございました…

    2024/01/11 00:11 ブロック

  • Westphaliaさん

    続2>エスティファームではキングジョージ、BCターフ、コロネーションCなどGI7勝をあげた名馬ハイランドリールが種牡馬として導入され、37頭の牝馬に種付けを行った。アイルランドでは結果が出ていなかったとはいえ、このレベルの種牡馬を単独で連れてくる行動力と資金力はさすが島川オーナーといったところだが、初年度のエスティファーム以外の牝馬への種付けは8頭だった。なおカタールダービーや伊ダービーを制した*マクマホンはなかなか種牡馬として結果が出ず今年は3頭とピンチ
    オジュウチョウサンは初年度の種付け数は8頭だった
    それ以外の主だった新種牡馬ではバトルプラン初の後継種牡馬で南関の重賞戦線で活躍したモジアナフレイバーが8頭、*ヘニーヒューズ産駒でNZT、かしわ記念と芝ダート両重賞制覇を達成したワイドファラオが7頭、ダノンバラード初の後継種牡馬で中央オープン入着クラスだったモンブランテソーロが6頭、日本

    2024/01/11 00:08 ブロック

  • Westphaliaさん

    続>弥生賞など重賞3勝をあげたカデナは30万円の種付け料で8頭の牝馬に種付けするにとどまった。個人的にはダートのスプリンターを出したラニが大幅に種付け数が回復するものと思っていたのだが、自身の実績とはあまりに正反対のキャラクターにわずか8頭と逆に少ない種付け数をさらに減らす結果となってしまった。そのリメイクがコリアスプリントを勝ち、JBCスプリントで2着に入るなどさらに実績を積み重ねた今来年こそは増えると信じたい
    リーチザクラウンはむしろ増えると思っていたんですが結構減ってますね

    ワールドエース、ナカヤマフェスタ、ナムラタイタンが種牡馬引退しました

    トランセンドはJRAの勝ち馬率が38.7%、AEIもCPIに比べれば高くて十分に優秀な種牡馬だと言えるのですが、いくらアベレージがよくても大物が出ないと産駒が売れにくくなるのでせうか?

    モズアスコットは芝ダートのG1馬として注目されがちだ

    2024/01/11 00:01 ブロック