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2024/02/29 00:07
引退が迫る騎手・調教師の「有終の勝利」を狙い撃て!注目馬を一挙に紹介
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競馬界は今がまさに別れの季節。今週末の競馬で2名の騎手が、来週の競馬をもって7名の調教師が引退します。競馬界には、「引退間際の騎手や調教師の馬が激走を果たす」という現象があります。例えば、2006年に引退した松永幹夫元騎手。ミッキーの愛称で親しまれ、武豊騎手とともに競馬ブームを牽引したトップジョッキーのラストウィークには、素敵なドラマが待っていました。最終日のメインレース阪急杯を、11番人気のブルーショットガンで差し切り勝ち。そして現役ラストランとなる最終12Rもフィールドルージュで勝利し、連勝で締め括ったのです。
昭和を代表する名騎手・柴田政人氏は、調教師を引退する1週前に、16番人気・単勝116.7倍のチバタリアンで勝利し大波乱を演出。
華をもたせるために仕組まれている……なんてことはもちろんありません。ただ、心情的に、引退が迫っている騎手や調教師の馬に対して、必要以上に圧をかけたり、進路を閉めたりしにくいでしょうから、結果的にスムーズなレースになりやすいのは事実。当然、有終の美を飾るべく、しっかり仕上げているという側面もあるでしょう。昨年は最終週に五十嵐忠男調教師が2勝、一昨年は最終週の土曜日に高橋祥泰調教師と浅見秀一調教師が勝利し、最終日に藤沢和雄調教師が2勝を挙げています。そこで今回は引退する7人の調教師を紹介しつつ、今週末の競馬で「有終の勝利」となりそうな馬はどの馬かを探ってみたいと思います(調教師の皆さんはもう一週ありますが)。
今年引退するのは、飯田雄三調教師、加用正調教師、小桧山悟調教師、高橋裕調教師、中野栄治調教師、松永昌博調教師、安田隆行調教師です。引退調教師の中で、もっとも実績があるのは安田隆行調教師でしょうか。現役時代はトウカイテイオーとのコンビでダービーを制覇、調教師としては世界的スプリンター・ロードカナロアを筆頭に、主に短距離路線で多数の一流馬を送り出しました。管理したロードカナロア産駒で「有終の美」となったら、ちょっとしたドラマですね。
今週出走の注目馬
・日曜阪神01R アンリーベイビー
競馬ブームの象徴ともいえる存在なのが中野栄治調教師。騎手として、史上最高となる19万6517人が詰めかけた1990年の日本ダービーをアイネスフウジンで制しており、この時に場内に木霊した「ナカノコール」は競馬史に残る名シーンです。
・土曜中山08R マウンテンエース
近4走で2着3回の安定株。惜敗にピリオドを!
マルチな才能で知られているのが小桧山悟調教師。スマイルジャックのダービー2着が最高で、調教師としてG1レースには手が届きませんでしたが、数多くの調教師や騎手を育てあげました。ゴリラ愛好家としてゴリラの写真集を出版したり、親交のあったライターが亡くなった際は中心となって追悼本を制作したりと、人間としての魅力に溢れた伯楽です。
土曜中山06R セイウンマカロン
かつて所属していた原騎手とのタッグで一発期待!
松永昌博調教師は、ナイスネイチャの主戦騎手として知られています。ナイスネイチャは有馬記念3年連続3着など、好走するも勝ちきれないレースを続け、“善戦マン”の愛称でファンから愛された存在でした。調教師としての代表管理馬はウインバリアシオン。この馬もまた、同世代に三冠馬オルフェーヴルがいたため、G1レースで2着が4回あるもののタイトルには手が届かなかった“善戦マン”でした。
・土曜阪神10R メイショウモズ
前走はスムーズさを欠く。2走前だけ走れば好勝負!
飯田雄三調教師は「ウイン」や「マイネル」のメインステーブルとして有名。加用正調教師は重賞14勝を挙げています。高橋裕調教師の管理馬といえば、ビワハヤヒデをマイネルリマークで完封したが93年の共同通信杯が印象的です。
・日曜小倉07R ウインリュクス(飯田雄)
・土曜阪神06R ワイドアウェイク(加用)
・土曜中山10R マイネルニコラス(高橋裕)
★7人の調教師が3月5日付けで引退 中野栄治調教師、安田隆行調教師は重賞に参戦
飯田雄三調教師(栗東)、加用正調教師(栗東)、小桧山悟教師(美浦)、高橋裕調教師(美浦)、中野栄治調教師(美浦)、松永昌博調教師(栗東)、安田隆行調教師(栗東)は、定年のため3月5日付けで引退となる。続
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別媒体の方が調教師別出走馬わかりやすのでコピペ。上から飯田&加用&小桧山&高橋裕&中野栄&松永昌&安田隆師の順
https://www.keibalab.jp/db/trainer/01050/
https://www.keibalab.jp/db/trainer/00425/
https://www.keibalab.jp/db/trainer/01005/
https://www.keibalab.jp/db/trainer/00412/
https://www.keibalab.jp/db/trainer/01010/
https://www.keibalab.jp/db/trainer/01083/
https://www.keibalab.jp/db/trainer/00438/
※注目はやはり引退調教師2師から2頭以上出る『夕刊フジ賞オーシャンS』 -
続>7人の調教師にとって今週末の開催がJRAでの最後の出走となるが、有終の美を飾る勝利を挙げることができるだろうか。なお、3月2日に中山で実施される夕刊フジ賞オーシャンSには中野調教師が管理するカイザーメランジェ(牡9歳)、安田隆調教師が管理するジュビリーヘッド(牡7歳)が出走予定となっている(※夕刊フジ賞オーシャンSには高橋裕厩舎のファロロジー、松永昌博厩舎のドロップオブライトも登録)。