2849件のひとこと日記があります。
2024/06/22 00:21
重馬場濃厚の宝塚記念(G1)で注目したい道悪巧者*画像だけ去年新種牡馬成績
今週末に宝塚記念(G1)が行われる京都では、今週火曜日に50ミリを超える“警報級”の大雨を記録。水曜日から金曜日にかけて晴れの予報となっているが、土曜日以降は一転、ズラッと傘マークが並んでいる。その週末は土日ともに90%(19日現在)の降水確率で、宝塚記念は道悪での開催も予想される、ことから道悪巧者を探したい。
1番人気が予想されるドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)は、国内の10戦すべてを良馬場で走っている。道悪は3歳秋に遠征したフランスで2度経験しているが、どちらも凡走。特に極悪馬場となった凱旋門賞(仏G1)は勝ち馬から8秒7差のブービー19着に大敗している。ただ同じ道悪といっても日本とフランスでは比較が難しいところだが、これまでの走りからも、時計のかかる馬場でパフォーマンスを上げるイメージは湧かない。いずれにしても陣営とすれば、できるだけ良馬場に近い条件での開催を望んでいるだろうと予想される。
■馬場悪化を味方につけられそうな3頭とは
一方で馬場悪化を味方につけられそうな馬も何頭かいる。
まずは、昨年の皐月賞(G1)を無傷の3連勝で制したソールオリエンス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)。日本ダービー(G1)で2着に惜敗して以降は6連敗中で、年長馬との対戦となった近3走はすべて馬券圏外といいところがない。4歳世代“低レベル説”の代表的な存在となってしまっているが、道悪なら話は別。直線一気の末脚で突き抜けた皐月賞の走りを再現するとすれば、今回の舞台しかない。陣営も「(状態は)春2戦よりもいい」「雨はいいと思う」とコメントしており、状態的にも、舞台適性もソールオリエンスには追い風が吹いている。
大阪杯(G1)6着から巻き返しを期すプラダリア(牡5歳、栗東・池添学厩舎)も道悪歓迎の1頭だ。重馬場ではこれまで2戦2勝で、3歳時の未勝利戦と昨秋の京都大賞典(G2)を制している。瞬発力勝負では分が悪いが、上がりのかかる競馬になればG1でも引けをとらない。鞍上がグランプリ男の池添謙一騎手という点も大きな魅力だ。
スタミナ勝負になればディープボンド(牡7歳、栗東・大久保龍志厩舎)も浮上する。これまで重馬場では「1-0-2-2」という成績だが、2度の着外はどちらも凱旋門賞だった。国内では道悪で崩れておらず、逃げ先行馬がほぼ皆無というメンバー構成も味方してくれそう。ここでシルバーコレクターを脱してもおかしくはない。
今年の宝塚記念で天を味方につけるのは、どの陣営になるのか。で文章を閉めたい。
■函館リーディングで横山武史騎手、鮫島克駿騎手が思わぬ低空飛行
昨年の函館リーディングを争った横山武騎手と佐々木大輔騎手、そこに鮫島克駿騎手が加わる格好と思いきや、その彼らが思わぬ苦戦を強いられていた。
横山武騎手は2日目に2勝を挙げたものの、その後は23連敗。1番人気の騎乗機会も計12回あったが未勝利に終わった。鮫島駿騎手にしても初日から26連敗して、4日目にようやく初勝利と2勝目を挙げた。そして佐々木騎手も37鞍に騎乗して1勝止まりという不振だった。では、彼らが勝てなかった替わりに誰が勝ったのかという話になる訳だが、予想を上回る大活躍で存在感を発揮したのが若手騎手の2人。それは6勝を挙げてトップに立った高杉吏麒騎手と5勝で2位の永野猛蔵騎手である。
「高杉騎手は今年デビューしたルーキーですが、同期トップの14勝を挙げています。関係者によると、勝っても浮かれることなく、先輩騎手の指導や忠告に耳を傾けていますし、惜敗したときにも、もの凄い悔しさを滲ませるなど負けん気や向上心はかなりのモノらしいですよ。
永野騎手も今年が初めての北海道滞在となったが、ゲートセンスの良さを生かして、好位をキープする競馬が目につく。ポジション取りが勝敗に大きく左右するローカルの小回りで、クレバーな立ち回りが好結果に結びついているようだ。「慣れてくると調子に乗って本業が疎かになる若手が多い中、飲み明かして調教に遅刻するなど、そういった悪い話は永野騎手からは聞かないです。ちなみにデビュー以来ずっと坊主頭ですが、これには訳があって、減量が取れるまで髪を伸ばさないと決めているからだそうです。ただ、先週の固め打ちでついに減量が取れました。これから伸ばすのかどうかは分かりませんが、今の若手では珍しいほど真面目な人間なのでハメを外すことはないでしょう。当然ながら、スタートダッシュに失敗した横山武騎手、鮫島駿騎手、佐々木騎手らもこのままでは終われない。若手の台頭とベテラン勢が鎬を削る今年の函館開催は、これからますます盛り上がりそう
-
去年の新種牡馬については画像上の1月1日のデータで、下が日本ダービーデーまでのデータだけど、レイデオロとカリフォルニアクロームは、数字上は一応巻き返していたんですね(ただ、数カ月前にレイデオロ産駒買収した馬主のSNSが炎上したりと、両馬とも総合評価ではまだまだ巻き返しているとは言えないですが、2年目以降で巻き返した例はあるので・・・一応。