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2024/11/13 00:06

BCディスタフ取消のオーサムリザルトの担当記者のレポ(引用)

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■あの朝、何が起きたのかU+2048 オーサムリザルトBC取り消しの真相を関係者が語る
-当日、朝の検査
オーサムリザルトが決戦の地である米国に到着したのは現地時間10月22日。池江厩舎の2人はそれより前に現地入りして、7戦無敗の彼女を出迎えた。それから2週間弱。アクシデントに見舞われる事なく、且つしっかり走れる状態に仕上げられるよう、2人は毎日プレッシャーと戦った。
「かなりの頻度で歩様検査がありました。オーサムは元々独特の歩様をする馬なので、引っ掛からないか心配でした」そう語る塩津は、ただ心配をするだけではなく、しっかりと手を打っていた。
「『普段からこうですよ』と証明するために日本での歩様を動画に撮って持参していました」
「ほぼ毎日のようにパドックや装鞍所をスクーリングして慣らしました。時にポニーを付けたり、ゲート練習ではゲートボーイを付けたり、と万全を期して準備しました」
そう語ったのは兼武。局面に合わせ2人で相談しながら正解を探し、11月2日、決戦当日の朝を迎えた。ポニーをつけてパドックをスクーリングするオーサムリザルト
「レース当日なので馬場には出さなかったけど、曳き運動はしました。普段通り、何も変わった事はありませんでした」兼武はそう言い「何とか無事に競馬を迎えられそうと感じた」と、続けた。
一方、塩津も同じ思いでいた。
「前日にあったレントゲン検査もパスしたと思っていたし、この朝もいつも通りだったので、後は最後の歩様検査をパスして競馬へ行けるものだと考えていました」出走予定の全頭に課せられた最後の歩様検査。オーサムリザルトの番になると塩津には「おや?」と思う事があった。「それまで何度も検査に来ていたのとは違う獣医が来ました」
聞くと前日まではブリーダーズC協会に委託された世界各国からランダムに集められた獣医が行うが、当日の全頭チェックはカリフォルニア州の獣医師に委ねられるとの事だった。
18〜19年にかけてサンタアニタで事故が多発した際、動物愛護団体が目を光らせるようになった。それを受けてカリフォルニア州での注目度の高いレースに関しては、州の獣医師により厳格な調査が行われるようになっていたのだ。
これには指揮官の池江泰寿がその時の心境を吐露する。
「当日はそれまでと違う獣医師が来る事は事前に知らされていたし、どの馬も同様だったのでそれ自体に問題はありませんでした。ただ、オーサムの場合、独特の歩様で、左前に軟腫があったのも事実なので、見慣れていない人が来る事に一抹の不安はありました」脚元を含めた全身の触診に続いて歩様検査が行われた。ここで馬房に戻して良いと許可された。
「何とか無事に終わったかな?」と胸を撫で下ろした兼武。しかし……。
「他の馬達は皆、このあたりでOKが出ていたのに、オーサムはなかなかゴーサインを出してもらえませんでした」

-くだされた思わぬ決断
すると「もう1度、歩様を見させて」とリクエストされた。オーサムリザルトを再度、馬房から出しながら、兼武はいぶかしく感じた。
「執拗にチェックされて、嫌な雰囲気になりました」
「今度は『左右両回り、ダク(速歩)で円を描くように曳いてください』と言われました」
そう回顧するのは塩津だ。左回りは普通に回った。続いて右回りで回した。その時の様子を兼武が振り返る。「長い検査でイレ込み気味になっていたし、右に回す事は普段しないので、少しバタバタして上手に回れませんでした」
池江が擁護する。
「世界中どこへ行っても曳き手が馬の左側に立つのが共通認識です。自然、右回りはぎこちなくなるし、馬も慣れていないのでうまく出来なくても何らおかしい事ではありません。ましてダクで、というのは聞いた事がありません」競馬場のパドックが一部の珍しい所を除けば殆ど左回りなのも、単にファンから見て曳き手が馬の手前に来て邪魔になるから、という理由だけではないのだ。獣医や通訳、指揮官の池江が話している様子を見て、兼武の眉間に自然と皺が寄った。
「ものの何分かだったかもしれませんが、凄く長く感じました」
そして、次の刹那、獣医から思わぬ決断がくだされた。
『出走させるわけにはいかない』

-違和感
 理由は「左前の球節に熱感があるから」と聞かされ「頭の中が真っ白になった」と言うのが兼武だ。
「ここまで積み上げて来たモノが一瞬にして終了したと思うと悔しくて悔しくて……。池江先生からは『仕方ない』と声をかけられたけど、ショックを受けている僕を気遣ってそう言われたのだと思います。先生も納得は出来なかったはずだし、自分としては無力さを感じました」

塩津はその瞬間を次のように振り返った。
「ずっとこの状態でやって来て当日も変わり続

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  • Westphaliaさん

    続2>に受け入れるしかなく、承諾した。その際、渡された書類を見て『はっU+2048』と思った。
    「取り消し理由に『Injury(怪我)』と記されていました」
    違和感はますます大きくなった。それでもその感情を堪え、ブリーダーズC協会の面々に「お世話になりました」と挨拶をした。
    「それから兼武に『後は任せる』と告げると、彼が堰を切ったように泣き出しました。どれだけ辛かったかと思うと、こちらも胸が張り裂ける思いでした」
    ※「2度とこんな思いをしないためにも、この経験を次回以降に活かさなければいけないと思っています」
    →意図的に除外されてるように見えるから対策しようがないんじゃない??
    >主役不在の年に1回くらい日本馬が勝つのは今後のエントリー考えたら許せるけど世代の主役中の主役であるソーピードアンナが日本馬に負けることは許せなかったんだろな→…
    *2人気〜4人気までの3頭が全部獣医師判断によるス

    2024/11/13 00:15 ブロック

  • Westphaliaさん

    続>なかったのに『何故U+2048』という気持ちになり、後は何も考えられなくなりました」百里の道も九十九里をもって半ばとす、ではないが、長い道程を重圧と戦って、後は手を伸ばせば届くところまでに目標が近づいたと思えたところでの卓袱台返し。まさかの幕引きに2人は言葉を失った。
    池江が述懐する。
    「左前の球節に熱感があると言われたわけですが、1回目の触診をした時ではなく、2回目の歩様検査をしてから言われたのには違和感がありました」
    馬房に戻す前の触診で言われるか、再度出した後にも触診をして言われるなら百歩譲って理解出来た。しかし、どちらでもなかった。1回目の触診した時には何も言われず、2回目の歩様検査の時には触診がなかった。それなのに熱感があると言われるのは「胃カメラを飲んで肺に影があると言われるようなモノ」と、池江は到底納得が出来なかった。しかしどう説明しても「熱がある」の一辺倒だった。最終的

    2024/11/13 00:12 ブロック