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2024/12/21 01:03
種付け情報-2024年レックススタッド編
毎年恒例?になりつつあるひとこと日記での、社台SS以外の種付け情報を今年も今更やろうという思い付き企画第六段はレックススタッド。
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続いてはレックススタッド。今年種牡馬入りしたタイトルホルダーがいきなり150頭以上の牝馬を集めてトップに立ちました。惨敗も多く長距離偏重のタイプだったとはいえ、貴重なドゥラメンテの牡馬の最高傑作ということを考えれば社台入りも考えられるほどの逸材でしたが、あくまでも日高での馬づくりにこだわった生産者の岡田牧雄氏が代表を務めるレックスでの種牡馬入りとなりました
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種付け数トップはタイトルホルダー。制したGIだけ見れば菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念で、はっきりとステイヤーとしての資質が見て取れるが、それ以上に貴重なドゥラメンテ産駒であるという事、さらには2歳時から重賞で連対するなど比較的仕上がりが早く常に先手を奪えるスピードが種牡馬として評価され、初年度から150頭を超える牝馬を集めた。レックス代表の岡田氏も日高から強い馬を生産することに並々ならぬ情熱を燃やしており同馬に対する期待は非常に高い。
同一GI4連覇という前人未到の大記録を達成したオメガパフュームは30頭ほど減らす結果にはなったものの、それでも100頭を軽く超える牝馬を集めた。スウェプトオーヴァーボード後継としてはレッドファルクスがかなり種付け数を減らしていることもあり後述するダンシングプリンスとともに同馬にかかる期待は大きい。
初年度に200頭以上の牝馬を集めたゴールドドリームはついに種付け数が半分になったが、一方で種付け料は上昇を続け、今年は初年度の1.8倍となる180万円での供用となっておりむしろその評価は高まっている。更に今年デビューした産駒からはすでに複数の重賞馬が出るなど活躍が目覚ましく来年250万円に増額されてもさらに多くの牝馬を集めることだろう。
種牡馬入り2年目となるマカヒキは30頭以上減らす結果となったが、いくら50万円と格安の種付け料だからといって9歳まで現役を続けた馬としてはまだまだ十分評価されている。2年連続でアパパネと交配され初年度産駒が1億5000万円もの高値で金子オーナーに落札されるなど話題性も十分で、今から産駒のデビューが非常に楽しみ。
これが2年目となる*ストラクターは父パレスマリス効果もあり、初年度からおよそ2.5倍となる68頭の牝馬に種付けを行った。同馬はパレスマリスが海外で出した唯一のGIウイナーであり、その中でも特に米国では価値が低い2歳芝GI勝ち馬ということで、おそらく輸入されなければもっと扱いは悪かったのではと思われる。パレスマリスが来年増額なら100頭を超えてもおかしくはない。
今年スタッドインとなったダンシングプリンスは67頭に種付け。15歳で早世したパドトロワの後継種牡馬としてまずまずの牝馬を集めた。GI勝ちはJBCスプリント1勝だけだったが、リヤドダートスプリントで海外重賞も制し、何より吉田千津氏の持ち馬だったということもあって社台ファームからも10頭以上の牝馬が送られており種牡馬として当たる可能性は十分ありそうだ。
同じ新種牡馬であるマスタリーは40頭足らずと牝馬が集まらなかった。今を時めく Candy Ride 産駒で、競走実績もGIキャッシュコールフューチュリティを含む4戦無敗と申し分なく、輸入された2頭のマル外がともにオープン級ということを考えると100頭を軽く超える牝馬が集まってもおかしくはなかったはず。
スタッド一のベテランとなったスマートファルコンは大幅に減らしてついに30頭未満に。何せ5歳以下の世代から地方も含めまだ1頭も重賞馬が出ておらず、シャマルのかしわ記念制覇なども追い風とはならなかった。ほかにもビーチパトロール、レッドファルクス、エイシンフラッシュといった実績馬たちが軒並み種付け数を減らす結果となっておりなかなか上昇の見込みがなさそうなのが現状だ。
一方で来年確実に人気種牡馬となる存在がレガーロだ。Bernardini 産駒の持込馬で、重賞勝ちはなく年に数頭ずつ細々と種付けしているだけだったが、わずか2頭しか登録されていない初年度産駒から浦和記念を勝ったアウトレンジを出すことに成功した。産駒の勝ち馬率は実に8割をマークしており、来年も据え置きの20万円となれば一気に10倍以上の牝馬が集まってもおかしくはない
※マスタリーについては宣伝失敗を疑うレベルですな、キャンディライド系はトレンド…
去年からスクリーンヒーロー・ヴァンセンヌ・ノヴェリスト・トーセンラー・スノードラゴン・スーパーステション・ゴルトマイスター・レーヴミストラル・マツリダゴッホがごっそり抜け結構合理化になっていた!??
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※追記
スクリーンヒーロー→何と全馬不受胎で今年は産駒なしだったのか……。
来年デビューの2023産駒が最後になるんだなぁ。(引退)
ヴァンセンヌ→BBSにもウィキにも情報なし
ノヴェリスト→2023年からヴェルサイユリゾートファームに移動
トーセンラー→>2023年10月30日にレックススタッドを退厩。2024年よりエスティファームにて種牡馬生活続行
スノードラゴン→>今年限りで種牡馬引退(おそらく種付け梨)
スーパーステション→少数だった上不受胎が多かったのと生後亡くなった等もあり移動-移動先不明
ゴルトマイスター→BBSにもウィキにも情報なし
レーヴミストラル→秋に逝去
マツリダゴッホ→円満引退