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2025/01/09 00:11
非社台SSの種付け情報最終回 - アロースタッド編+零細・プライベート等
いつの間にかひとこと日記で毎年やっている、社台SS以外の種付け情報を今年も今更やろうという思い付き企画最終回はアロースタッド
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種付け数トップは American Pharoah産駒でフェブラリーS連覇などダートGI3勝をあげたカフェファラオで、いきなり200頭近い牝馬を集めることに成功しました。数多く導入されている American Pharoah後継の大将格ともいえる馬で、早くも産駒のデビューが楽しみですね。ほかにも Frankel 産駒ながら安田記念やフェブラリーSを制したモズアスコット、内国産3代目種牡馬ながら現役随一のスピードを伝えるビッグアーサー、雑草血統から北米チャンピオンにまで成り上がったカリフォルニアクローム、サウジCやドバイターフなど中東で活躍し、オーストラリアへのシャトルもこなすパンサラッサなど、非常にバラエティに富んだラインナップがそろっている印象
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種付け数トップはこれが初年度となるカフェファラオで、190頭を超える牝馬を集めることに成功した。大敗も多いタイプだったがダートのマイル戦に限れば7戦5勝掲示板率100%と全く底を見せておらず、そのスピードが主に地方向け種牡馬として需要が大きいのだろう。半姉 Regal Glory は米芝GIを4勝しているようにある程度芝もこなせるならさらに人気が過熱しそう。
モズアスコットは初年度167頭から年々種付け数は減り続けているが、一方で種付け料が年々50万円ずつ増額されており、総合的に見れば評価は上がっていると言えるだろう。さらに初年度から地方で4戦無敗のベアバッキューン、中央でファンタジーS2着のモズナナスターを出すなど期待通りに芝ダート両方で活躍馬を出しており来年は増加に転じる可能性が高い。
ビッグアーサーはさすがに前年度150万円から一気に300万円まで増額されたこともあって50頭以上の減となったが、2歳時からオープンクラスで活躍したトウシンマカオやビッグシーザーが古馬になっても重賞を勝つなどとにかく絶対的な短距離向きのスピードを伝えるにはこれ以上ない種牡馬でトウシンマカオのスプリンターズS2着などもあって来年は種付け数を伸ばすのではないだろうか。
新種牡馬テーオーケインズは250万円スタートということもあって100頭を超えることはできなかったが、来年度の種付け料がついに800万円まで増額されたシニスターミニスターの代役として今後も多くの牝馬を集めることだろう。最後の最後で高松宮記念を勝ったファストフォースは80万円の種付け料で79頭の牝馬に種付け。あの不良馬場の大激走がなければそもそも種牡馬入り自体がなかった可能性もあるがビッグアーサーとともに生粋の短距離種牡馬として活躍馬を出してほしいところ。
同じく新種牡馬のパンサラッサは日本円にして18億円を超える賞金を稼いだ大競走馬だが、もちろんこれは1000万ドルのサウジC、200万ドルのドバイターフによるところが大で、国内では中山記念勝ちが最高ということで種付け数は54頭とさほど伸びていない。むしろ海外での評価が高いようで豪州のユーロンスタッドにてシャトル供用されており、現地オーナーがとっておきの良血牝馬に種付けを行っているという。自身のように世界を股に掛ける活躍を期待したい.
もう1頭の新種牡馬、ユニコーンライオンは鳴尾記念、福島記念とGIIIを2勝しただけとあって種付け数は24頭にとどまったが、父は早熟快速種牡馬として次々GI馬を送り出す No Nay Neverで、自身も半兄にGIモルニ賞を制した The Wow Signalという超良血馬でもあり、少ない産駒から活躍馬が出てきてもおかしくはない。
シャンハイボビーは初年度から地方馬ながら米GIサンタアニタダービーで2着に入ったマンダリンヒーローを出したことで多くの牝馬を集めたが、それ以外がさっぱり走っておらず大幅減となった。今年はまだ地方重賞勝ちはゼロ中央重賞に至っては出走すらゼロで来年は100万円減となる150万円での供用となる。
ほかにも今年初供用となる種牡馬を除き30頭近い種牡馬が繋養されているが、そのうち前年度より種付け数が増えたのはカデナとシュウジの2頭だけで、大半が減らす結果となっている。特にダノンプレミアムやステルヴィオ、ジャンダルムといった産駒未デビューのGI馬の減り具合が気になるが、果たして来年どれだけ盛り返せるだろうか
※パンサラッサは日本では割高感あって厳しいですね(値下げになったみたいですが)
ラニは最早リメイクの種牡馬入りに期待ですかね
エポカドーロもやはり厳しかったかなあ
ウォータービルドは数少ない産駒が好調だからか値上げされたとか
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続5>続3>日本初の Arrogate 後継で620キロの超大型馬シャンドマルスが3頭、ディープインパクト×スイープトウショウの条件馬スイーズドリームスも3頭、日本における*ファスリエフ初の後継種牡馬で南関の重賞を6勝したキャプテンキング、スーパーホーネット初の後継種牡馬ハイパーホーネット、コパノリッキー初の後継種牡馬リッキーボーイがそれぞれ2頭だった
その他の新種牡馬以外の零細・プライベート種牡馬については→http://blog.livedoor.jp/organa_jpn/archives/52557758.html
で検索お願いします。
では2024年版はこれが最後です,お付き合いいただいてありがとうございました… -
続3>ハイランドリールは2年目となる今年、前年よりも8頭増やして45頭の牝馬に種付けを行ったが、このうちエスティファーム以外の牝馬の種付けは7頭となっている。ただほかにエスティファームの種牡馬で種付け自体があったのがヴァンキッシュランとトーセンレーヴ、ミラアイトーンだけで、トーセンラーやマクマホンといったこれまで多くの牝馬を集めていた種牡馬も今年は種付けがゼロとなっている。
スズカソブリンは地方で2戦1勝と極めて平凡な競走馬だったが、父が No Nay Never 、全兄に Ten Sovereign という超一流の血統もあって何とか10頭を超える牝馬を集めた。鹿児島で種牡馬入りしたダノングッドも11頭の牝馬を集めたが、ダノンキングリーやダノンレジェンドの兄弟という良血もあり、来年度は北海道の白馬牧場で供用される。ナランフレグはゴールドアリュール産駒の芝GIウイナーという希少性が評価される -
続2>Pearl Secretが新加入とこれ以上ない補強であり、ともども1頭でも多くの牝馬に種付けを行ってほしいところ。トニービン系はトーセンジョーダンが開店休業状態ということで一時期種付けがゼロであったが、今年に入ってカンパニー産駒のウインテンダネスが種牡馬入りし、3年ぶりに種付けが復活した。たった1頭と数は少ないが、何とか少しでも長く種牡馬を続けてほしい。
ここまで紹介していないところでは、何といってもゴールデンバローズだろう。わずか9頭しかいない産駒から重賞7勝のフジユージーンおよび2頭のJRA勝ち馬を送り出すなどCPIわずか0.29の繁殖とは思えないほど高い質の産駒を送り出すことに成功しており、今年度から4年ぶりに種牡馬に復帰していきなり80頭を超える牝馬を集めた。このまま牝馬が増え続ければ将来的にはダート種牡馬の頂点に立つ可能性すらあるのではないだろうか。
エスティファームの*ハ -
続>カリフォルニアクロームはまあ最低限ならって感じですが
カデナはなかなか見ない頭数変化ですね
亡くなってしまったリーチザクラウンの後継としてクラウンプラウドがいずれ供用されることを祈ります
一方でマイナーなった系統も生き残っている。特にヒムヤー系のダノンレジェンドがおよそ250頭の牝馬に種付けを行ったのは出色で、ほかに世界中探しても100頭どころか50頭以上に種付けした種牡馬すらおらず、もはやこの系統の将来はダノンレジェンドにかかっているといっても過言ではない。ほかにプリンスリーギフト系種牡馬として唯一無二の種牡馬となったビッグアーサーも100頭以上の牝馬に種付け。産駒からもGI級のスピードを持った馬が出ており、さらに父系を繋いでほしい。
トウルビヨン系ではトウカイテイオー産駒のクワイトファインが辛うじて2頭に種付け。ただ来年度からは Compton Place 産駒の Pearl S