87件のひとこと日記があります。
2018/03/13 15:45
中国麻将の役(2)
次は6、8点役
8点縛りをクリアするのに最適かつ重要な役ばかり
●6点役
三色三歩高 Sān sè sān bù gāo(サンソーサンプーカオ)
3色の数牌による3組の順子の数が1つずつ繰り上がっている形(例えば、123・234・345)にする。中麻では最重要手役
五門齊 Wǔ mén qí(ウーメンチー)
3色の数牌、風牌、三元牌の全てをあがり形に組み込む。中国の五民族が揃う、というのが由来だという
混一色 Hùn yīsè(フェンイーソー)
1色の数牌と字牌のみを使ったあがり形で、日本でもお馴染み。さらに言えば中麻では一色系の役が多い
ただし8点に満たない場合があるので注意
碰碰和 pèng pèng hú(ポンポンフー)
4面子を全て刻子にする。日本では対々和と言っている
8点に満たない場合があるので注意
双箭刻 Shuāng jiàn kè(シュワンチェンコ)
三元牌のうち2種類を刻子(槓子が含まれていても良い)にする
全求人 Quán qiúrén(チュエンチューレン)
4面子を全てポン・チー・明カンし、裸単騎を出あがりする
単調将を加算しない
不求人(門前ツモ)と対を成す、他力本願と言ってもいいような役
●8点役
花龍 Huā lóng(ホヮロン)
3色の数牌による123・456・789の順子3組の形にする。言うなれば三色一通
三色三同順 Sān sè sān tóng shùn(サンソーサントンシュン)
3色の数牌で3組全て同じ順子にする。日本でも中麻でも重要な役。喰い下がりはない
推不倒 Tuī bù dǎo(トイプータオ)
牌画が点対称である牌(245689索、1234589筒、白板)のみを使ったあがり形にする
缺一門を加算しない(一色手になる場合もあるけど)
三色三節高 Sān sè sānjié gāo(サンソーサンジェカオ)
3色の数牌による3組の刻子の数字が連続している形にする。いわゆる三色三連刻
无番和 Wú fān hú(ウーファンフー)
役が1つも入っていないあがり形(花牌は除く)。いわゆる役なし
海底撈月 Hǎidǐ lāo yuè(ハイティーラオユエ)
ー局の最後の打牌であがる。日本とは役名が異なるので注意
妙手回春 Miàoshǒuhuíchūn(ミャオシュオホェイチュン)
ー局の最後の牌山から取ってきた牌であがる。「名医の手で健康が回復する」という意味の四字熟語
搶杠和 Qiǎng gāng hú(チャンカンフー)
他家が加槓した牌であがる。和絶張を加算しない
杠上開花 Gāng shàng kāihuā(カンシャンカイホヮ)
槓した直後の補充牌であがる。自摸を加算しない。なお、槓した直後の補充牌が花牌で、その開示後の補充牌であがった場合は杠上開花にならず自摸が複合する
王牌がない中麻では槓したときの補充牌が海底牌と重なる場合があるので、妙手回春と複合可能(認めない人もいる)
双暗杠 Shuāng àn gāng(シュワンアンカン)
暗槓子を2組つくる
双暗刻との重複の可否については団体や大会、人によっても見解が違うので何とも言えない。必ず双暗刻になるので重複しない見方が多いけど、暗刻子の数が不確定なので重複を主張する人も多い
ルールブックには可否の記述がないからなぁ
98年ルールでは6点役だった。今でも6点のままにしているサイトがけっこう多い。2006年のルール改訂から8点役になっている