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2011/06/15 10:28
【禅寺の裏恋物語】(16)
夏の催しは七夕祭りとと精霊流し
七夕は6日の学校が終わった後、道具をもって子供達が集まってくる。
その日は、父兄達が、朝から竹を取りにいく6?の長さを八本ほど採ってきてある。
本堂に布を敷き長テーブルを置いて、一時間の「ひらがな書道教室」があり、その後半紙を四つ折りにし、短冊に見立てて願い事の下書きをする。
まず短冊作りである。自分の願い文の長さに合わせて五色の紙を繋ぎコヨリをよって、短冊につける。
いざ、正書。書き損じができないから緊張が走る! 話し声はまず無い。静寂の中に全員真面目に向き合っている。大人も、子供も、
書き終わると、夫々に道具の片付け、筆も硯も綺麗に洗わなければならない。洗い方が悪いと叱られる!
竹笹は、低学年用が2本、高学年用が2本、中学生用が2本、大人用が2本、の八本の笹に、夫々書いた短冊を結わえ付けて飾る
門の石段の両脇に手摺り柱があり、その柱に飾られた七夕をくくりつける。
その夜はお寺の庭にゴザを敷いてお団子を持ちより天の川を眺める。理科の先生が来て星についての話をしてくれることもあった。
8時半頃にはお開きになり後片付けをして帰って行く。
ー続きはまたー