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59件のひとこと日記があります。

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2011/06/19 17:34

【禅寺の裏恋物語】(20)

体の熱りも冷め平静を取り戻すまで裸のままでぼんやりと奥さんの姿を眺めていた。
押し入れの中から水差しと、洗面器、ゴム製の大きなスポイトの様なものを取り出し、水差しの水を吸い上げて下腹部にチューッと入れる。入った水は洗面器に流れ落ちる。それを四五回繰り返し、タオルで拭いている!!
何をしているのか解らなかった。
僕は聞いてみた?
それどうしたんですか? 手招きして チョッとおいで、そこには、水に混ざった僕の体液が浮いていた!!
ギョッとした。 なるほど、!!こうすれば避妊対策になるのか、!!そういった道具が有ること事態知るよしもなかった。
こうして色々と経験をして大人になっていくのか! 感心するやら、納得するやら!?
その道では先輩だしまして31才の完熟した桃である。
逆転の教育と言うか女性の立場からの要求を余すところなく教えていただいたのである。
3時半になったかどうかの時、表玄関のチャイムが鳴った。
出てみると、檀家さんの二人ずれである。
米を三升下げている!!
人が亡くなった時の、シキタリであり、必ず近所の人が二人一組で、お寺の係り、買い出し係り、親戚の連絡係り、知人友人の係り、当時は葬儀社がなかったから、棺桶屋に頼んで一式を作ってもらっていた。屋根に鳳凰が載った、神輿形である。
すぐ住職達が泊まっている、ホテルに電話を入れて指示を仰いだ。枕経は竜峰に任せる!必ず聞いてくる必要事項をメモリ、急いで着替えをした。
亡くなられた方を被う、金蘭の袈裟と涅槃経本を納めた担櫃をお使いの二人に渡し後から付いていった。
枕経を一人で上げるのは初めてである!
一番困ったのは魔除けの短冊、一間の長さを四枚書かなければならない。当然毛筆である。
かなり練習はしていたが、いざ本番となると手が震える。
楷書だと余計に下手が目だつので、草書にした。なんとか見れる字である! 中三の小坊主だから少々は許してもらえる!!湯灌も終わり、着替えもすんでいた。布団の上に袈裟を掛け、剃刀を半紙で巻き胸元におく。短冊を部屋の四隅に下げて、いよいよ読経を始める!
ー続きは又ー

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  • ヒゲの竜峰さん

    >>わかさん
    竜峰です。何時もワンコメント、有り難うございます!
    誰かが読んでいてくれる。ことが解ると書き続けることができます。これからも可愛がってね。

    2011/06/20 11:08 ブロック

  • ペルーサさん

    またまた、ごちそうさま

    2011/06/19 17:53 ブロック