59件のひとこと日記があります。
2011/06/20 12:20
【禅寺の裏恋物語】(21)
無事に読経を終わり、参列者の焼香になる。般若心経を唱えながら焼香が終わるまで繰り返す。
これがいまでいう通夜である。
必要な確認事項の聞き取りをする。
臨終時間、生年月日、公の役職などの社会貢献、業務経歴、等々、記録して帰る。
これは戒名を考える上で、その人の生前に残された功績を読み込むための、調査である。従って、先祖の戒名を見ると、どういう功績があった人かがわかる。
知名人であれば、歴史が名前を残してくれるが、一般人だとその人の功績は、戒名以外に残らないから特に気配りをするところである。
勤めを終わり帰ろうとするところに、お願いがあるんですけど。と引き留められた。
何でしょう!?
御詠歌を皆で上げたいので、二三節、書いて頂けないでしょうか!? 快く引き受け半紙一枚に一節、三枚書いて渡した。
大変喜んで頂いたので。僕も満足してデビューを果たすことができた。その時思ったのは、何だか体のいいサービス業みたいな感じを抱いたのは事実であった。
その当時にそう感じたんだから、今のお寺は何でしょうね!?
檀家の数で年収が決まると言われている。
檀家の少ないお寺は廃業するか、夜逃げをするか、惨めなものである!!
帰りはすでに暗くなっていた。前後から提灯を下げて送っていただいた。
衣を脱ぎ、普段着に着替えると、やっと解放観を感じた所には奥さんが入ってきて、お風呂まだでしょう?
沸いているから入りなさい。と呼んでくれた。そうだ、今日は汗をかくようなことを昼間からやっていたんだ!喜んで風呂には行った♪
体を洗い流して湯船に浸かっていると!!
ガラッと、奥さんが裸になって入ってきた。ー続きは又ー