59件のひとこと日記があります。
2011/07/01 16:22
【禅寺の裏恋物語】(32)
いいえ!?何にも?
貴方のお姉さんに会いに行くと言ったけど、どこの綺麗なお姉さんなの?
嫉妬に近いお小言である。 僕はあくまでガンとして反発した。
そのうちに折れてくれて、絶対他の女性とのお付き合いは許さないから。絶対よ
きついな…
自分は浮気してもいいの、と言いたかった!しかし僕に取ってはまたとない、生で教えてくれる先生である。
そのお陰であらゆるテクニックをマスターすることができた。
それで今日は無罪放免である
自分の部屋に入り、汚れたズボンを持って、気付かれないように外のトイレの洗い場に行き付着した体液を洗い落とした。 そして裏庭の物干し竿に干した。部屋に帰り床に着いたが、なかなか眠れない
千秋ちゃんのことが気になって何としても、今一度会いたい、
引っ越しは何時になったんだろうな!?
今日会ったばかりなのに、何としても、もう一度会って約束をしたい、中学生の身分でありながら結婚の約束をしようと考えていた。そうしないと永久の別れになるような気がしたのである
毎朝門と階段の掃除をする。翌朝もそのために門を出ると階段の下で、千秋ちゃんが待っていた、早速引っ越しは何時にになった?
今週の土曜日にきまったようよ。
だからそれまでに片付けや荷造りが忙しくなるんで、会えなくなるかもしれない
では木曜日の5時に昨日のところに来てくれる!?
約束して帰った。
木曜日になった。今日は葬式が二つ入っていた。午前中に一つ終わらせ、午後から二つ目だがかなり遠い山奥である。
登りは自転車を押して行かなければならない。二時間近くはかかる! 2時半からの式になんとか間に合って、葬儀が始まる、その後墓地まで行列を作りお見送りする。そこで火葬が始まるとお坊さんの役割は終了する。
急いで着替えをして帰ろうとした時は。
既に5時になり掛けていた!!
もう約束の時には間に合わないのは仕方がない。僕は他のお坊さんはほったらかして、用事があるからと言って、先に飛び出した。
お寺には行かず、先に待ち合わせの洞穴に向かった。
帰りは下り坂だったので早い早い。
でもスピードは禁物である!
ー続きは又ー