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59件のひとこと日記があります。

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2011/07/02 12:51

【禅寺の裏恋物語】(33)

自転車についている、懐中電灯を持って洞穴に向かった。
しかし人影がない、もう帰ったのかな!!
もう待ちきれずに帰ってしまったんだろうか?
仕方なくお寺にかえって、ただいま帰りました。
奥さんがお帰りなさい! あら,隆峰さん一人ですか他の人は、と聞かれた。
色々やることがあるんで、僕は先に帰ってきました。
もう六時に間がない、鐘を突いて参ります。と飛び出してゆき鐘楼堂に登り、鐘を突いていると、千秋ちゃんが入ってきた。
二階に上がろうとしているのを見て、首を振りダメサインをおくった。二階は女人禁制である!! 12回鳴らすには6分かかる!
その間千秋ちゃんは一階に待たせておいて
最後の鐘を鳴らし終わって、急いで一階に降りた。いきなり抱き締めキスをした。
千秋はご免なさい、時間に行けずにと詫びている。
あそうか、千秋ちゃんも来れなかったんだ!肩の荷が下りたような、安堵感である。
千秋は自分の写真と手紙をくれた。その封筒には新しい住所と、学校名が書いてあった。うわ…! 遠いな?!会いたくても会えないね! 千秋ちゃんの二十歳の誕生日に会おう、と約束した。
さすがに今結婚の約束なんて早すぎる!
その時までお互いに同じ思いであったなら、六年後にプロポーズしても遅くはない、と考えたのである。
鐘楼堂の中は物置である。座る場所もない。立ったままで抱いた、僕は白衣、千秋ちゃんはスカート。僕は前を割り、千秋ちゃんは捲し上げ、階段に持たれるようにして愛撫した。最初の一年生の時とは比べ物にならないほどの大人になっていた。それはお互い様であろう。一気に高まり最速の感泪を流し果てた。
これでお別れよね!
きっと又会えるよね!大学は東京にいく予定だから、約束より早く会えるかもしれないよ!?
だと嬉しいけど
千秋ちゃんの親戚はこちらには居ないの?
お父さんが税務署の転勤族だから二年に一回の引っ越しがあるのよね、イヤンなっちゃう。じゃ元気でね!と言ったものの立ち去りがたくいつまでも立ったままである。
改めて抱き締めキスをして押し放し、もうお帰り。心配するから。泪を堪えながら、肩を後ろ向きに回し、押した。千秋ちゃんも泣きながら帰っていった。僕は二階にかけ登り、思わずてを振った。

はー続きは又ー

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  • あきさん

    2人の恋の行く末が気になります

    2011/07/02 14:00 ブロック

  • ペルーサさん

    よんでますよ

    2011/07/02 13:17 ブロック