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2011/07/09 10:01
【禅寺の裏恋物語】(40)
木工用ボンドが乾燥して完全に固定されるまでは動かせない。出来上がったケースの上に本を乗せて、反りを無くす対策をする。
よし。完成、
思わずお互いに抱き付いた。それまでベッタリくっついて作業をしていたので、全く抵抗はなかった。
しかしそのままでは終わらなかった。
聖子さんは目を瞑って顔を寄せてきたのだ。あっ… ドキッ
僕にすると憧れの人であった。抵抗なく思いっきり抱き締めユックユとKissをした。改めて抱き直し、左斜めに倒しフカーイKissを時間をかけて陶酔した。
聖子さんの肩が震えている。初めての経験なためかなりの緊張を感じた。
小さな声で大丈夫、気分は、と聞いたら恥ずかしそうに、胸が潰れそう! しばやくこのままでいて、何だか動けそうにないの。
さすがに三年生の女の子、胸が大きい。千秋とはかなりの差があった。ブラウスのボタンをはずし右手を入れてゆっくり揉み始めるとそれまでの緊張で力が抜け力を預けている、されるがままにしていたが、両手を僕の首にかけKissを求めてきた。それに答えながら手はしきりに働いている僕は首筋から耳たぶうなじにかけて、念入りに口付けをしてまた口に戻りフカークKissをした。
よほど気も違いいのか初めてのはずなのに、すこぶる興奮してきている。このままでは最後の一線までも越えてしまいそうな勢いである。今日はそれはできない。せつかくの婚約者に手を付けてしまったら、しかもお勤めの後である。僕はそっと離れ
聖子さん君を心の底から愛しているよ、だから今日はこれで帰ります、と挨拶しそそくさと帰ってきた。
聖子さんは門の外まで見送りみえなくなるまで手を振っていた。
それを見ていた僕は涙が出てきて、引き返したくなるのを諦めて帰りを急いだ。