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2011/07/23 14:31

【禅寺の裏恋物語】(51)

病院から家まではすぐに着いてしまう! 裏山を通り昨日の野原に出て暫くそこで結論が出るまで草原に座り話し合った結果が、今日の午後から帰ることにしたのである!
当分の間は会うことを我慢するのが、住職に対する気配りであろうと内心では決めていた。 思い余って力一杯抱き締めて、深い愛を込めた口付けを交わし暫くは二人っきりに成るのは避けましょうね、住職に感付かれてからでは手遅れになるから、お互い我慢しましょう
家に帰り、今日お寺に帰ることにしたことを報告し、帰り支度をした!!
昼食を済ませ暫くしてから、荷物を担ぎ帰りに付いた。
2時半には帰り付いた。 住職は早く帰ったので機嫌が良かった、早かったね! 今夜の食材を買いに行かないと、 魚屋で何か探して来るか、竜峰お前もこい と言われザルを持って付いていった! チヌを二匹とタイの刺身を買って帰り、僕は畑に行って野菜をとって帰り、洗ってお煮しめとご飯を焚き、魚は奥さんがお煮付けにしている!!
久し振りに和やかな夕食に感じている!
後片付けをして自分の部屋に入り、勉強をしていたら、太源さんが当直僧で、今晩わ、何も連絡事項は無かったかな?
はい、今のところは! 8時頃になって来客があった、話を聞くと高校二年生の男の子が、付き物が付いたように、頭が可笑しくなり、大声を出して暴れていると言うのである!! 悪霊落としの祈祷をしてほしいとの以来である!
太源さんが、解りましたこれからお伺いし、祈祷をいたしましよう。 先ずは急ぎこれだけを用意して下さい!と紙に書いて渡された
* 部屋の四隅に天井までの竹を立てて下さい* 物置にある仮説祭壇の三段ものを北側に置き、
*左に果物、右に野菜、塩と米とを中心に三宝に載せて、供えてください。
*卒塔婆を一枚、
*先のとがった包丁を紙が斬れるように研いでおいてください。
竜峰君も手伝ってくれないかと言い、住職と打ち合わせに行った。倉庫の中から必要なものを取りだし、迎えの人達にわたし、僕達は御幣や短冊、人形等を作り風呂敷に包み持って行った。

ー続きはまたー

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