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2011/08/01 05:02

【禅寺の裏恋物語】(57)

言いな付けの間柄であっても未だ中学生である。大っぴらにデートが許される訳ではない、しかし本当に愛している証を求められたなら、態度で示すしかない、優しく抱いてキスをした。後の続きはまた次に会った時に。
今日は有り難う。又会おうね!とその日は別れた。僕はそのまま皆がいる部屋に紅潮した顔では行けず!庭下駄を履いて和風庭園に行き平らな庭石に仰向けに寝たら、久々に見る秋の星座である。
僕はあまり星座に興味がなかったので、どれが何ざかわからなかった。聖子さんも気になったのか、僕の横に来て色々と説明してくれた。 しかし一辺には覚えられないよ、
ジャ僕の牡牛座は?
えーと、あれと指差す。君は何座なの?
天秤座だから少し離れてあそこ。
聖子さんてよく勉強しているんだね!
勉強と言うより星占いで覚えちゃったんだけど。
でもロマンがあって良いじゃない。
時間を忘れて星空の美しさと、聖子さんと一緒に居れる楽しさで、過ぎてしまっていた。皆が心配するから部屋に帰るわ、と別れた。翌朝は日曜日、朝のお勤めをして食事を頂き旅僧の姿になって旅立っていく、よし今日一日頑張るぞと出発した。 ご亭主が出てきて聖子とは話をしましたか? と耳打ちされたので、ハッキリとお互いに好きです!
と断言した!! あそうか、それは良かった。でわお世話になりました。と挨拶し出立した。
今日もカンカン照りの中を一軒一軒回り托鉢を夕暮れまで続けお寺に帰った。さすがに疲れる!! しかしお風呂を沸かし待っていてくれた! 住職が沸かしてくれたそうで有り難かった。先に光竜さんが入り、続いて僕が入った。夕食は魚がたっぷりで美味しかった。僕は後片付けをして自分の部屋に入りすぐに寝付いてしまった。

ー続きはまたー

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