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2011/08/08 11:24

【禅寺の裏秘話】(59)

座禅には作法があり、正式には座禅道で行うのが建前ですが、此処にはなかったため本堂の中で行った。左右に四人づつ8人である。正式に袈裟衣をつけ座蒲(分厚く丸型)をお尻に敷いて結跏趺座を組みます。右手と左手を重ねて親指の先を会わせる「法界定印」を結ぶ、これで姿はできました。
顎を引き腰を伸ばす。左右に体を揺すり、静かに制した位置が仏の姿である。
後は呼吸を整えるが、ヨーガの呼吸法である。
舌を上顎に軽く着けて静かに胆田に吸いこみ、静かに吐く。この呼吸方が脳をリラツクスして空の境地に入ることができるのです。
二日目になると足はいたいし腰は曲がるし!!しょつちゅう警策がなる。後はだんだん麻痺してきて平気になる。馴染んでくるのである。8日目になると立てなくなっている。
それでも成道会のお勤めが未だ残っているため、くじけてはいられない。
蓮華や菊や金扇花などの華やかな花びらを巻きながら、回り教をする。皆さんはその花弁をご利益があると言って持って帰られる。
最後が本山から来た布教強化担当の層による高座が始まる。
さすがにうまい笑わせながら引き込んで行く。
すべてが終わるのが2時から3時の間である。
そこど托鉢で集めた穀物を主食に色々なおかずか用意され、打ち上げが行われます!
ただ感心するのは8日間一緒に座禅を組まれる檀家さんが何人もおられることであった。こうした熱心な方がおられる限りお寺は大丈夫である!

ー続きはまたー

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