小倉2歳S

小倉夏競馬最終日は台風12号接近で開催危ぶまれたが、接近遅れるため予定通り開催の発表。
今年はまるで磁石で吸い寄せられるように台風の当たり年。
甚大な被害を受けた道東、岩手の皆様には心からお見舞い申し上げたい。

最終重賞は今年も西の２歳チャンプを決める「小倉２歳ステークス」（ＧＩＩＩ）。
昔でいえば「ごく小さい並の強さ」の台風では雨雲も狭いのか、なんとか良馬場でやれそう。

今年の小倉２歳勢は雨が多く時計かかるからか、それとも傑出馬不在なのか芝千二１分９秒切る馬が皆無。
そんな中で気になったのは函館２歳Ｓ掲示板から1000km南の小倉に押し掛けてきたドゥモワゼル。
小倉ダートでの最終追切も終い稍重1F・11秒９といい動き。若駒に長距離輸送の疲れは見えぬ。
洋芝ゆえに１分９秒前半でレコード決着となった函館２歳善戦馬に今回は本命をつける。

対抗は小倉千二２戦２勝のクインズサリナ。
前走フェニックス賞は前半32秒８のハイラップでもしっかり直線２番手から差す競馬。
押し掛け馬に負けてられぬと九州男児・川田と小倉２歳勢の意地を見たい。
単穴は新馬戦大外８枠でも２，３番手から直線抜け出したレーヌミノル。２走目の伸びしろ期待。

中京新馬戦最速上がりでも４着に終わったキョウヘイは小倉できっちり未勝利脱出。
だが相変わらずの出負け感。しっかり直線末脚は出してこれるか。
雨が早目に降り出して意外と前残りするなら、ひまわり賞７馬身差圧勝連闘でもカシノマストが連絡み？