スワンS

秋天前日の淀は今年もマイルＣＳのトライアルＧＩＩ「スワンステークス」。
朝晩の寒さで目覚める10月末。羽を切られた淀の池の白鳥だけでなく、北から渡り来る白鳥も続々と。
千二でもない、マイルでもない「千四」という距離が波乱要素。
実際、過去10年１番人気は２勝３連対で２番人気も１勝、３着１回と当てにできず。
１番人気の２勝は平成23年と一昨年で一応最近５年内は堅めだが、
その平成23年は３着が10番人気、一昨年は４着が13番人気とくすぶる波乱の煙。

意外と来ているのが３番人気で３勝５連対。
平成18年14番人気プリサイスマシーンが来た時は３単86万馬券も、３着に３番人気馬。
平成21年16番人気アーリーロブストが２着で３単88万馬券も、１着が４番、３着が３番人気。
要は単勝３番人気の扱い方一つ。

本命は現在３〜４番人気をうろつく２頭から。
特に、淀は８戦５勝全連対の庭にしている俊ちゃんのダンスディレクターに打つ。
唯一勝った重賞が淀千二のシルクロードＳ。前走スプリンターズＳがブービーとはいえ０秒５差。
前走ＯＰ〜重賞１着馬が勝率25％と好調なのは当然だが、２着〜５着が(0.4.2.31)で意外と振るわず。
逆に掲示板外した馬が(7.4.6.74)で好走傾向。
そしてこの馬は淀外回り芝千四は４戦２勝全連対。ミスプロ系が来ないレースらしいが、
少なくとも２着は確保してくれるはず。

対抗は昨年優勝馬、今年の宮記念３着・アルビアーノ。優勝で１kg増やされ斤55をどうこなすか。
掲示板外しは１番人気背負わされた昨年の京成杯ＡＨのみ。
鞍上は「今日より出稼ぎでお世話になります」と独のシュタルケ。
京成杯ＡＨ・１番人気飛ばした柴山でも勝てたんだし…、そこはお手並み拝見。

単穴は一昨年・池添で２着のサンライズメジャー。昨年は掲示板外しだったが内枠で窮屈。
今年は外目枠で、淀は11戦４勝７連対で悪くない。ＧＩＩ勝ちが淀の松山弘平なら何とか…。
抑えは人気の２頭。「京王杯ＳＣ勝ったとはいえ、サトノアラジンはやっぱり千八、二千じゃないの…」で
千四、マイル実績あるフィエロの方を。昨年２着馬だし。
もう一頭引っ掛かるのは京王杯ＳＣ７着から鉄砲利きそうな岩田のエイシンスパルタン。