アルテミスS

秋天前日の府中メインは、阪神ＪＦへつながる東の前哨戦「アルテミスステークス」（ＧＩＩＩ）。
２戦２勝馬・１戦１勝馬や４戦で未勝利脱出し抽選掻い潜った馬まで18頭フルゲート。

２年連続で１番人気が２着止まり。
ただその２着馬が桜花賞馬レッツゴードンキとＮＨＫマイル制覇メジャーエンブレム。
逆に優勝馬は「ああ、そんな馬いたね〜」のココロノアイとかデンコウアンジュ…。
超早熟ゆえに３歳春がピークであとは繁殖に上がるか、条件戦馬にという感。

いかにも超早熟そうで本命に打ちたいのが、ウチパクに鞍上強化・アピールバイオ。
７月福島芝千八新馬戦で８馬身つけぶっちぎり。次戦新潟２歳Ｓで掲示板確保。
ウチパクへの乗り替わりで浮かんだのが一昨年のヴィクトリアマイル。
魔神馬・ヴィルシーナでまんまと逃切ったあの激走劇が蘇ってくる。
木幡さんちの次男坊を下ろしての策が吉と出るか否か…。

対抗は左回り得意そうなフローレスマジックで。豊栄千六新馬戦はハナ差届かずの２着。
挫けず府中千六で次戦も発馬抜群。終始２番手から直線で楽々抜け出し４馬身差圧勝。
ルメールなら昨年のメジャーエンブレム同様、格好は付けてくれる。
単穴は未勝利脱出が仁川千八２歳レコードのリスグラシュー。
この馬も新馬戦が豊栄だが、４角でややもたつく、直線でヨレる、と左回りは「？」
中谷から武に乗り替わりでどの程度変わるかが見もの。

あとは８月の札幌コスモス賞以来のサトノアリシア。洋芝からオーバーシードでどう変わる？
善戦すれば池添はこのサミー馬で阪神ＪＦを目指す。
唯一の２戦２勝馬・トーホウアイレスは内枠だけにスタートと位置取りが鍵。