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2022/04/22 14:04

ヤマブキの花の伝説

登山道を歩いているとき、ヤマブキに出会うとホッとする。春を告げる黄色い花が風に揺れ、やわらかい陽の光を受けて輝いている姿に安らぎを感じてひと休み。

この花には、道灌の山吹伝説がある。

ある日のこと、道灌が鷹狩りに出かけたとき、俄雨にあい、みすぼらしい家に駆け込み、「簑を貸してもらえぬか。」と、声をかけると、年端もいかぬ少女が出てきて、黙って差し出したのは山吹の花一輪。
花の意味がわからない道灌は、「花がほしいのではない。」と怒り、雨の中を帰っていった。
その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が、進み出て「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌があります。その娘は簑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」
驚いた道灌は、己の不明を恥じ、この日を境にして歌道に精進するようになったという。

ヤマブキの花言葉は、' 気品 ' 、' 崇高 ' 。

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