590件のひとこと日記があります。
2017/04/21 16:46
フローラS
今年の3歳馬では牡馬と牝馬の力関係についていろいろと話題になる。
皐月賞(G1)に出走したファンディーナ(栗東・高野厩舎・青鹿毛)が、牝馬で一頭参戦して7着となった。
朝日フューチュリティ(G1)に出走したミスエルテ(栗東・池江厩舎・鹿毛)は4着だった。
どちらも1番人気に押されていた。
やはり、牝馬より牡馬の方が力が上なのだろうか?
いやいや、過去には牡馬を蹴散らして強さを見せた牝馬は沢山いる。
牝馬が牡馬といっしょにレースを走った場合と、牝馬限定のレースで牝馬だけで走る場合とでは
どこがどう違うのだろうか?
過去10年で勝利した馬(表参照)の経験レース数を見ると、
3戦目で優勝した馬は、1頭。
4戦目で優勝した馬は、4頭。
5戦目で優勝した馬は、1頭。
6戦目で優勝した馬は、1頭。
8戦目で優勝した馬は、2頭。
9戦目で優勝した馬は、1頭。となっている。
その中で、牝馬限定レース経験数(表参照)を見ると、
3回が3頭。
2回が2頭。
1回が4頭。
0回が1頭。となっている。
また、牝馬率(出走牝馬の割合・表参照)を見てみると、
平均が「60.9%」となる。
今回出走するメーバーの中で上記データを参考に見てみると、
このレースが4戦目で牝馬限定レース1回の馬を探してみる。アドマイヤローザ
このレースが4戦目で牝馬限定レース3回の馬を探してみる。ラユロット
このレースが7戦目だが、牝馬限定レース3回で牝馬率60.2%のメイショウササユリ
がピックアップ出来る。
今回の出走馬の中で興味あるステップを踏んでいる一頭がいる。ビルズトレジャーである。
前走が共同通信杯(G3)・11頭立てで牝馬が1頭だけ。
前々走がホープフルステークス(G2)・14頭立ての牝馬が1頭だけ。結果は両レースとも7着。
このレースが5戦目で牝馬限定レース0回、牝馬率38.5%。
過去のデータからはとても押せる馬では無いが、競合揃いの牡馬のレースで揉まれて来た
という点を敢えてピックアップしてみたい。