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2017/04/27 12:46
オッズ順から見た過去の天皇賞・春 その2
1996年の「天皇賞・春」のオッズは上表の通りだった。
「1.7→2.8→14.5→20.2」は、今回の春天に近いのではないか。
一番人気のナリタブライアン(牡5・栗東・大久保正/南井)は、一昨年の三冠馬でその年の有馬記念も制した馬である。
二番人気のマヤノトップガン(牡4・栗東・坂口正/田原)は、昨年の菊花賞馬でその年の有馬記念も制した馬である。
ナリタブライアンは1995年の阪神大賞典(南井)で優勝するも、その後、股関節の故障で長く休養に入った。
その年の秋には復帰するも、天皇賞(秋)(的場)・12着→ジャパンC(武豊)・6着→有馬記念(武豊)・4着と振るわなかった。
マヤノトップガンといえば、昨年の菊花賞(田原)→有馬記念(田原)と制して乗りに乗っている馬だった。
そんな二頭が前哨戦の阪神大賞典(阪神・芝・3000m)で初めて激突した。
4コーナーから二頭のビッシリとした叩き合いになりマッチレースとなった。
結果はアタマひとつナリタブライアンが前に出ていた。
見事な復活!と誰しもが思った。そして再び二頭のマッチレースを期待していた。
勝ったのはサクラローレル(牡5・美浦・境勝/横山典・3番人気)だった。
今年に入って、中山金杯(芝2000m)1着→目黒記念(芝2500m)2着→中山記念(芝1800m)1着と走って来た。
この後、暮れの有馬記念も制してこの年の年度代表馬に選ばれている。
翌年の春天ではマヤノトップガンがサクラローレルを破って見事に雪辱を晴らしている。
1着・3番人気
2着・1番人気
3着・4番人気
4着・9番人気
5着・2番人気
という結果だった。
このレースでナリタブライアンには南井騎手が乗った。
ブライアンが怪我をしてからは乗り替わりが続いた。的場→武豊
いっしょに三冠をとった馬だけに思い入れが深いし、ブライアンのフォームと南井騎手はマッチしていた。
主役二頭が鎮座まして、脇役までのオッズの開きが今回の春天と似ている。
主役二頭の間に脇役たちが割り込んでレースを盛り上げてくれるのだろうか。
荒れる!!
のか??