スナック・パドック　「福島テレビＯＰ」レース後　パート２

「夏の札幌で走ることが出来るということは順調に夏を過ごしている証拠なんだよな」
マスターは夏の札幌に思い出がある。ここを勝って札幌記念(札幌・芝2000ｍ)に出てもらい
たいと思っているのだ。札幌記念というレースは歴史のあるレースで数々の名馬が参戦して
戦った由緒正しいレースなのである。古くはトウショウボーイが出走したレースは何と言っ
ても凄かった。ダービーでＴＢが後塵を拝したクライムカイザーがいたし、ダートの雄・
グレートセイカンが立ちはだかった。当時はまだ札幌には芝コースは無く、ダート戦だった
。今を思えば夏にこんな豪華なメンバーが揃うレースが見られるのが幸せだった。

「とにかくこの暑い夏を熱い競馬で吹き飛ばしましょうよ！」ケンちゃんの意気は高い。
「そうだな、このクソ暑い夏こそ頭を使わない堅い競馬で納まってスッキリ笑顔で乗り切ろ
うではないか！」マスターは物静かな夏競馬を望んでいる。「いやいや、堅い競馬なんて
暑い夏を払しょくするには全然意味が無い。３連単で大穴を決めてこそ暑い夏を乗り切る
最良のカンフル剤だと思っている」オレは言い慣れないセリフを吐いてやる気を鼓舞したが
所詮競馬センスのまるでない素人の戯言である。「とにかく全勝します」と新大関・高安の
ように目標だけは高く持つ。通算勝ち星を歴代一位にして強がっている横綱もいるが、相撲
道を舐め切ったあんなインチキ横綱を認めてはいけない。「勝てば何をやっても許される」
そんな相撲は見たくない。同じように国民を舐め切った政治を断行して「辞めろ」コールを
まともに受けているアベちゃん。当然だよ、当然ですよ。とにかくその道を舐めたら必ず
しっぺ返しを食らうのである。だから、舐めた競馬はやりたくはない。筋の通ったキッチリ
とした競馬がやりたい。そう言ってまとも街道を歩もうとしている小市民を競馬の神は見捨
ててはいけない。必ずや目からウロコの競馬必勝法を伝授していただけると信じている。

頼むぞ！競馬の神！