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2017/12/11 17:12
2017「東スポ杯2歳S」 の出走馬を追う カフジバンガード編 レース後
2017年12月10日 こうやまき賞(中京・芝1600m・2歳500万下)
カフジバンガード(牡2・松元厩舎)は順当に勝ち上がった。
きょうのパドックでのバンガードは落ち着いていた。身体付きはややふっくらして映ったが身のこなしは柔らか
くスムーズな動きである。首を地面と水平にして歩く姿は前へ進むための意欲の表れではないかと好印象を受け
る。コロンとした体型と胴が詰まった体型から中距離馬のようである。今後はマイル戦を中心にレースを選んで
行くことになるだろうと思われる。
スタートは問題なく出て4番手のポジションでレース序盤は進んだ。先頭を行く馬からは4馬身後方の位置取り
となった。折り合いは付いてリラックスしたスムーズな動きである。動きが出たのは3コーナーから4コーナー
にかけての勝負所であった。馬ナリで前の2頭を捕え、先頭に並んだのは最後のコーナーを回り終えてすぐだっ
た。直線を向いて残り300m地点で先頭に立った。相変わらず左手前に頼る走りである。残り200mで外を通って
猛追して来たグローリーヴェイズ(牡2・尾関厩舎)の姿を見て慌てたバンガードは思わず手前を右に代えた。
そして残り50mを何とか粘ってアタマ差抑えて先頭でゴール板を走り抜けた。「東スポ杯2歳S」の時と同じ左
手前のまま走っていたならスピードは止まり差されていたものと思われる。窮地に追いやられ咄嗟に出た手前代
えが功を奏したのである。この幸運はこれからのバンガードのサラブレッド馬生において忘れることの出来ない
キーポイントとなるはずである。
あのレベルの高かった「東スポ杯2歳S」で4着した馬である。こんなところで負けてはいられない。しかし、
ゴール前はヒヤヒヤものだった。200m標識のところでグローリーヴェイズが手前を左に代えて猛然と追い込ん
で来たときには「ああ!差される!」と思わず目を覆ったが、バンガードもその後すぐに手前を右に代えたこと
で何とか持ちこたえることが出来た。強運である。次はぜひ右回りコースを走らせてもらいたい。この馬の良さ
がもっともっと発揮することが出来て、もっともっと強いバンガードを見ることが出来るはずである。
さぁ!バンガードの今後に期待しよう!
さぁ!2017「東スポ杯2歳S」を走った馬たちに期待しよう!