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2021/11/25 21:12
スナック・パドック「ジャパンC」その4
マスター「どうだったコントレイルとシャフリヤールの最終調教は」
オレ「どっちも栗東の坂路コースでやったから比べやすいな」
ニシ「シャフリの方がいいに決まってるでしょ、ねっ?」
オレ「栗東の坂路でレースをやったらコントの方が勝つだろうな」
マスター「だろう。そうだと思ったよ」
ニシ「ええっ?でも但し・・・が付く訳でしょ?」
オレ「まあな。」
ニシ「やっぱりね。やっぱシャフリ有利は間違いないっすよ」
マスター「うるせぇんだよお前は!黙ってろ。で?どっちがいいんだ?」
オレ「コントはいつも通りの走りで問題なし。調子もいい。」
マスター「うんうん。で?シャフリはどうなんだ?」
オレ「シャフリは確実に成長している。坂路コースでの身体のブレも小さくなっている。元気いっぱいだ」
マスター「で?どっちが勝つんだ?」
ニシ「シャフリで決まりっす」
マスター「お前は黙ってろって言ったばかりだぞ!帰れ!ったく・・・ハウス!」怒り心頭のマスターの左手人指し指は店の出口のドアを示している。
コントレイルは栗東の坂路コースをリズミカルなステップを踏んで気持ちよさそうに駆け上がって来た。この馬のバネの利いたフットワークは見ていて楽しくなる。坂路コースを走る馬たちの多くは苦しさで首を上げてフウフウ言ってヨレながら走って来るものだが、コントはしっかりと前を見据えて黙々と軽やかなステップを刻んでいる。身体が柔らかく運動能力が高い証拠である。シャフリヤールといえば栗東のCWコースを走るときのあの軽快さは坂路の場合少し影をひそめる。しかし、一歩一歩のしっかりとした脚捌きはコントに劣るものではない。バネの利いたフットワークも見劣りはしない。一週前にCWコースで見せた成長分(首を上手に使って走る)を加味すればドッコイの評価と言えるのではないか。加味する成長分が天皇賞・秋のエフフォーリアと比べてどうなのか?エフフォーリアの成長分より多いのか少ないのか・・・はたまたまったく同じ量のそれを得ているのか・・・。まっそれを測るには実際のレースをこなしてみなければ分からない。そこでシャフリに備わっている能力に注目してみる。左回りコースの適正度という一面である。これに関してはコントより間違いなく上であるとみる。コントがいつも通りのレースをした場合、シャフリがエフフォーリアのようにコントの前でゴール板を通過できる可能性はこの一面を上手に引き出した場合大いに有り得るとみる。シャフリがコントに勝つ。この確信を強く持ってジャパンCという大レースを観戦したいと思うのである。
留「そうか、シャフリが頭で決まりか。マスター!シャケのフリカケある?」熱いご飯にかけて食って前祝をするという。茶漬けじゃぁ流れるぞ、留さん。