スナック・パドック　2022年「有馬記念」その１・1/3

オレ「有馬記念、と言えばまず何を思い浮かべる？」
マスター「そりゃあ、テンポイントｖｓトウショウボーイでしょ」
オレ「２年目の有馬でしょ？」
マスター「当りマエダのクラッカー・・・ってな」
カウンターの上に置いてあった乾きものオードブルの中からクラッカーを一枚摘まみ上げてニコリと笑ったマスター
ガミ「２年目の有馬って・・・どういうこと？」
オレ「テンポイントとトウショウボーイは２年続けて有馬で闘ってる訳さ」
マスター「その２年目の有馬は名レースとして未だに語り継がれている訳なのさ」
オレ「１年目はトウショウ１着テンポイント２着(１1/2馬身差)だったのを２年目はテンポイント１着トウショウ２着(3/4馬身差)と熾烈な闘いを繰り広げたんだな」
マスター「２年目はトウショウ・テンポイントの２頭がスタートからマッチレースを繰り広げて他の６頭は蚊帳の外状態だった」
オレ「スピリットスワプスって逃げ馬がいたんだけど２頭のために一度もハナに立てないという情けなさ」
マスター「トウショウが先を走ってるとテンポイントが交わして前に出る。そのテンポイントをトウショウが再び交わして前に出る」
オレ「正に２頭のマッチレース！」
俺とマスターの話が大いに盛り上がる。
ガミ「へぇーそんな凄い２頭がいたんすね」
マスター「１歳下にスーパーカーと言われた丸外馬・マルゼンスキーがこのレースで一緒に走るかも知れないという噂があったよな」
オレ「そうそう、結局脚部不安を理由に回避してそのまま引退ってことになっちゃったけどな」
マスター「もしマルゼンが出てたらどうなってたと思う？」
オレ「そりゃぁマルゼンが勝ったでしょ」
マスター「あの強さは半端無かったからな・・・やっぱりそう思うか・・・」
ガミ「野球の落合がウマ娘でマルゼンスキーを育ててるらしいっすよ」
マスター「落合？ウマ娘？どんな組み合わせだよ・・・おい」
オレ「さすが落合、いいトコ見てるな」
ガミ「落合も渋いっすよね」
マスター「ウマ娘って何だよ」
ガミ「ゲームアプリっすよ・・・今流行ってるんすよ・・・これが」
オレ「テレビＣМが流れてたな」
マスター「落合も焼きが回ったな」
・・・続く