ケンちゃん桃子のケイバ四方山話　2023年・危険な馬

モモ「パドック見てたら尻尾に大きく罰点マークが貼られている馬がいたけど・・・何？」
ケン「この馬、突然蹴ることがありますって言う危険マークだな」
モモ「へぇ〜そうなんだ」
ケン「たまに尻尾にリボンとか付けて歩いてるヤツがいるだろ、それと同じだろ」
モモ「いるいる、へぇ〜あれって危険を促すマークだったのね」
ケン「ファッションじゃぁねぇんだ」
モモ「そうなんだ、へぇ〜」
ケン「お前も後ろ髪にリボン括っておいた方がいいんじゃねぇのか？」
モモ「えっ！なんで？」
ケン「わたしは気性が激しいですって意思表示した方がいいぞ」
モモ「何言ってんのよぉ〜、こんな優しいレディーに向かて・・・それよりケンちゃんが付けなさいよ」
ケン「それこそ紳士の見本が歩いてるみたいなオレがか？」
モモ「何が紳士よぉ〜、馬券が外れる度に地面を蹴飛ばしてる人が・・・」
ケン「あれは仕方がない！あれは競馬ファンの儀式だ」
モモ「醜い儀式よねぇ」
ケン「あれをやらなきゃオレは次に進めない！」
モモ「やっぱり負け続けている競馬ファンは醜いわね」
ケン「バカ野郎！あれをやるから勝って空へ拳を突き上げるポーズが様になるんだろうが・・・」
モモ「よっしゃぁ〜！ってね」
ケン「そう言えば何か靴のつま先部分の減りが早いのは・・・それか？」
モモ「あらあら、ホントに減ってるぅ〜」
ケン「チクショウ！馬たちよ、君たちよ、わたしに靴を購入する資金をお恵みあれ！」
モモ「馬頼みかい」
ケン「しょうがねぇだろ、馬だけが頼りだからな」
モモ「ダイソーに靴が置いてあると助かるわね」
ケン「そりゃぁ助かる・・・でも100円じゃ紐も買えねぇな」
モモ「そうだ、ケンちゃん、後ろ髪を靴紐でしばって馬頼みってのはどう？」
ケン「何ぃ〜」
モモ「似合うよ、きっと・・・」
ケン「よしよし、そうと決まれば早速やろうじゃねぇか」
モモ「ホイホイホイ・・・と・・・おぉ似合うわよ」
ケン「そうか、明日はこの姿で頑張ろう！・・・ところで少しお足を回してくれよ」
モモ「あらあら・・・わたしのヒモになるつもり？」
ケン「・・・」