スナック・パドック「2023ヴィクトリアマイル」その７・レース後・Part１

マスター「レーンは斜行して罰金払うんだって？」
ガミ「ナミールのタケシが『落馬しなくて良かった』って言ってたっすから」
オレ「タケシが言ってるのはそのあとの松岡の仕返しだろ」

スタートして100ｍくらい走った頃に内に切れ込んだレーンはすぐ後ろにいた川田の前を通過しようとしたが十分に間隔が無かったため川田はそれをよけるために内に少し進路を変えた。その影響が近くにいた馬たち(浜中・横山武・松岡)に及んで次々に内に寄って行くことになる。４頭目の松岡は最後の砦となって外へ押し返すという仕返しに出る。すぐとなりにいた横山武はその松岡の仕返しをもろに受けてバランスを崩す形となった。

マスター「一番影響を受けたのが横山武って訳か」
オレ「確かに切っ掛けを作ったのはレーンだけど松岡の仕返しがかなりきつかったな」
ガミ「でも松岡のお陰で内側の馬たちは何の不利も無かったっす」
マスター「じゃぁ松岡に感謝状を出さなくちゃな」
オレ「でもあれはどう見ても強引すぎるだろ」
ガミ「松岡にはそういうところがあるっす」
マスター「横山武が武豊だったらさすがの松岡もそうはしなかったと思うけどな」
オレ「それはあるな」

あの事故に絡んで被害を受けた馬たちは「15・ルージュ・川田・10着、12・クレア・浜中・８着、11・ナミュール・横山武・７着、９・プレミアム・松岡・16着」である。短気をおこして強引な仕返しをした松岡のプレミアムは最後方に沈んだ。あの体当たり行為で馬に何らかのアクシデントを発症していたのなら騎手として深く反省をしてもらいたい。仕返しの影響を受けた横山武・浜中は２度目の不利を受けるということとなった。切っ掛けを作った訳では無いのに・・・である。

ガミ「何かあと味が悪いっす」
オレ「先に行きたい馬が外枠に入るとああいう形に成りやすいな」
マスター「先行馬外枠あるある・・・ってな」
オレ「特に外人騎手は内側にこだわるからな」
ガミ「勝つためにはコースロスを少なくするっていう教えがあるっす」

・・・続く