スナック・パドック「2023・２歳新馬戦」その１・シュトラウス・Part１

オレ「シュトラウスはいいなぁ」
ガミ「東京芝1600ｍを９馬身差の圧勝っすからね」
マスター「レーンが乗って伸び伸び走ってたな」
ガミ「向こう正面で少しかかり気味だったっすけど３コーナーを回る手前で抜け出してたっす」
オレ「そこからは１頭だけ馬であとはロバ、って感じだったな」
マスター「今年の２歳新馬戦最初のレースでもうクラシック候補が出たのか？」

シュトラウス＝牡２歳＝黒鹿毛＝美浦・武井厩舎＝父・モーリス、母・ブルーメンブラッド(父・アドマイヤベガ)、兄弟・ヴィルデローゼ(牝・３勝)・ブルメンダール(牡・２勝)。調教を見たが美浦・南Ｗコース(左回り・単走)・稍重をレーンを背中に好時計で走り、センスの良さを披露していた。コーナーでの身のこなしが新馬らしからぬ柔らかなフットワークで、直線を向いてもその柔らかさは持続してしなやかな伸びを見せていた。一週前追い切りでは同じ美浦・南Ｗコースを３頭併せの最内を走り、直線でビッシリ追われると手前を右に替えて僚馬２頭に喰らい付いて走り勝負根性を見せていた。

ガミ「パドックでの動きは良かったっす」
オレ「身のこなしが柔らかいのは調教の時見たのと同じで気合乗りも良く初戦から期待出来る仕上がりだったな」
マスター「オッズが１.４倍でグリグリの◎だったぜ」
ガミ「あの動きを見たら当然の◎っす」
オレ「あの人気は仕方ないな」
ガミ「504kgとしっかりとした馬格で黒鹿毛のピッカピカの馬体で顔の真ん中に太目の縦ラインが特徴っす」
マスター「稲光のような印象的なラインだよな」

好スタートを切ったシュトラウスは逃げるブシンを前に置き向こう正面を走るが３コーナーを回る手前で耐え切れずブシンを振り切って前に出る。そこからは馬ナリでスピードに乗り後続をグイグイ引き離すレース展開となる。直線に入って残り300ｍでレーンの手が少し動いて行き脚を確認したが、レーンの手が動いたのはそれだけであとは持ったままの楽走でゴール板を駆け抜けた。２着・ショウナンマントルに９馬身という大差を付けての圧勝だった。

・・・続く・・・