スナック・パドック「2023・宝塚記念」その６・展開予想・Part２

そして鼻面が合わさったところがゴール板となりました。写真判定であります。

ガミ「その実況に異議ありっす」
マスター「イク君は３馬身は千切ってゴールインする、間違いない」
ガミ「抜け出すのはパレスっす」
オレ「いやいや、レースセンスのある馬が気持ち良く走るとこうなるんだよ」
マスター「じゃぁ２頭のマッチ対決、やるか？」
オレ「臨むところよ」

今夜のスナック・パドックはマッチ対決の火花がバッチバチと燃え上がっている。「ＪＲＡ以外から馬券の上りがいただけるとは思わなかったぜ」マスターは強気の発言だ。「その言葉、すっかりお返しさせてもらうよ」オレも負けてはいない。「じゃぁ俺もパレスで参加させてもらっていいっすかね？」ガミも見てるだけでは物足りなくなったようだ。「よしよし、参加していいぞ」オレもマスターも承認する。三人が上げた馬のうち最初にゴールインした馬が総取りとなる。「掛金はどうする？」本題に入った。「３つでどうだ？」マスターが具体案を出す。「いいよ」「いいっすよ」カウンターにお札が並ぶ。早速、蓋付のガラス瓶に入れられて勝負金がボトル棚に並べられた。このボトル棚の勝負金、何だかやたら気になる。チラリチラリと横目で見てしまう。「マスター、目の届かないところに置いてくれよ」オレがマスターに注文を入れる。「そうかそうか」マスターはガラス瓶をつかんで奥にある冷蔵庫の中へ入れた。「冷蔵庫かよ」何となく不満が口から出た。「いいだろうよ、あそこなら腐らないからな」と言ったあとにマスターは「負けて腐る顔を二つ見なきゃならないと思うだけで辛いぜ」ニヤリと不敵な笑みを浮かべた。さぁ馬券番外編・３頭によるマッチ対決、栄冠は誰の元に輝くのか・・・興味津々である。