スナック・パドック「2023・２歳新馬戦」その７・カルパ

マスター「白毛の期待馬が新馬戦(芝1800ｍ)に出走してくるな」
ガミ「ソダシの下っす」
オレ「お父さんがクロフネからモーリスに変わってスピードが上がりそうだけどな」
マスター「ソダシより速い馬なら期待出来るな」
ガミ「豊さんが乗るのは心強いっす」
オレ「最終追い切りが函館のダートコースだったから時計はそれほど驚くものではないな」
ガミ「ソダシはどこを走っても一番時計を計時してたっすけど・・・」

カルパの最終追い切りは函館ダートコース(右回り)を３頭での併せ馬で行われた。３頭の真ん中を走り最後のコーナーをスムーズに回って、直線を向く手前で左手前に替えてスピードに乗る態勢を整えた。どれだけスピードに乗ってどれだけ脚を伸ばすのかと期待をしていたら、馬ナリとはいえ驚くほどのそれは見せてはくれなかった。一緒に走った僚馬(アルシオーネ・牡５)に１馬身遅れをとってゴール板を過ぎた。

マスター「同じレースで走るレガレイラ(木村厩舎)の方が良さそうだぞ」
オレ「前肢の使い方がダイナミックでスピードの乗りがいいな」
ガミ「調教での走りは当てにならないっす」
マスター「白毛ファンのガミとしちゃあそう言わざるを得ないだろうな」
オレ「イクイノックスの木村厩舎でルメールが乗るとなれば◎はこっちになるな」

今夜のスナック・パドックは将来のある２歳馬の話題で盛り上がった。もう一頭、ソウルプラウド(栗東・高橋亮厩舎)が函館芝コースを走る姿を見たが、大物感が漂う堂々とした走りで期待が持てる。カルパ、ピンチである。マスターが「様子を見た方がいいぞ」とガミにアドバイスを送るが「もう遅いっす、ガッツリ買っちゃったっす」カルパの単勝につぎ込んだことを告げる。「大丈夫っす、白毛の根性は半端ないっすから」ガミは今から緊張モードだ。ライバルの多いレースに出走するカルパ。ここを勝利で乗り越えれば明るい未来が開けている。頑張れ！カルパ、お姉さんを越える活躍を希望します。頑張れ！期待してるぞ！