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2023/07/14 21:57
スナック・パドック「2023・中堅騎手」その1・川田騎手
マスター「おいおい、川田が乗る馬が全部1番人気になりそうだな」
オレ「7R全部となれば物凄いことだよな」
ガミ「1番人気にユウガが乗るのか、ユウガが乗るから1番人気になるのか」
マスター「そりゃぁ川田に依頼するにはそれなりの馬を用意しないとな」
ガミ「それくらいの騎手になったんすね」
オレ「クールなイメージが信頼を得る秘訣なんだろうな」
今年の桜花賞のリバティアイランド(牝3・鹿毛・中内田)の走りは「川田の腕」を見せつけるには充分なレースとなった。前半を後方待機で進み、阪神の短い最後の直線だけで一気に差し切ったあれは強烈だった。「彼女の思う通りに走った結果」とレース後のインタビューでクールに答えていたのが印象的だった。本音は「あそこであれをやってあれをああしたからああなった」と自慢したい騎乗術は数々あったに違いない。「わたしは邪魔をしないで跨っているだけです」この謙虚な姿勢が関係者には信頼と言う固い絆となって現れるのである。
マスター「川田の単勝を7R全部買ってみるか」
オレ「全部1番人気だからうま味は無いな」
ガミ「複勝全部の方が賢いっすよ」
マスター「掛金が間に合わないな」
オレ「川田を外して大きな馬券を手に入れるのが勝負師なんじゃないのか」
今夜のスナック・パドックは中堅騎手・川田を応援する場となっている。川田は函館開催リーディングジョッキーを狙っていた藤岡佑とは同期である。立ち位置は随分と差が開いてしまったが、ライバルという関係は変わらない。津村、丹内、吉田隼も同期で多士済々のメンバーが揃っている。1日7R全部1番人気騎乗となればライバル達は驚きのリアクションを返すしかない。随分遠くに行っちゃったな、レベルの高い騎手になったもんだよな・・・と他人事のコメントを発するしかない。「これで全部人気に応えたら最高っす」ガミはそうなるニュアンスで期待をよせる。「そうなったら超人だな」とマスターは将棋の藤井名人を例に上げて「やれるかも」と期待に胸を膨らませる。AIとの対局で将棋の腕を上げた藤井名人に習うとしたら川田は何をすれば良いのだろう。「ウマ娘っすね」ガミは詳しい。「ユウガは競馬界の名人になるっす」ほんとかよ、俺はどうしても受け入れられない。「ウマ娘って何だよ」マスターは何も知らない。結局、三人の会話は永久に噛み合わないのである。