スナック・パドック「2023・若手騎手」その６・亀田騎手

マスター「今週の亀田はどうなってるんだ？」
ガミ「日曜日だけ札幌で３レースに騎乗予定っす」
オレ「メインのキーンランドＣ(芝1200ｍ・16頭)でレイハリア(牝５・鹿毛・田島厩舎)に乗る」
ガミ「２年前のこのレース制覇コンビっすから」
マスター「３年続けて同じレースで走れるってのは幸せなことだな」
オレ「それより札幌２Ｒで乗るキャラメルシフォン(牝３・栗毛・林厩舎)が面白いぞ」

亀田温心は27日(日)札幌で２Ｒ未勝利戦(ダ1700ｍ・14頭立て)でキャラメルシフォンに乗る。８戦してダートは１戦だけ。新馬戦(10/23東京芝1800ｍ)で４着(７人気)に入り、次の未勝利戦(12/24中山ダ1800ｍ)でルメールに依頼してダート戦に挑戦した。結果は13着(１人気)で散々なものだった。新馬戦で逃げ粘ったものの４着だったことで陣営は末脚を生かす作戦に変えたのだろう。ルメールはゲートを出て追わなかった。そしてそのまま後方に沈んで良い脚を見せる場面が無かった。あれから８カ月、芝の中距離を６戦走って２着に１回成っているが２桁台の着順が続いている。２着に１回成ったレースは逃げ粘ってのもの。この馬の脚質は逃げ先行型なのではないか。

マスター「出遅れはダメだぞ」
ガミ「先行するんすから絶対にＮＧっす」
オレ「普通に出て二の脚使って先頭に躍り出よう」
マスター「最後のコーナーを回る時に３馬身差を付けていれば勝てるんじゃないか？」
ガミ「ハートの右ムチが要所に当たってグイグイ伸びる絵が見えるぜ」

今夜のスナック・パドックは若手ジョッキー・亀田を応援する場となっている。「林厩舎の馬に乗るのは初めてだろう」マスターは安田記念を制したソングラインの管理厩舎であることを調べていた。「この厩舎に目を付けられたってことは嬉しいだろうな」俺もそこに注目している。「林厩舎は戸崎圭を中心にルメール・津村に依頼することが多いっす」ガミも目を細める。27日(日)札幌２Ｒで逃げ切るなんてレースが出来たら今後のハートの騎手人生に大きな一歩が踏み出せる気がする。ハートよ！無心でゲートを出て無心でゴールを目指せ！そうすればきっと素晴らしい結果が付いて来る。ハート！頑張れ！応援してま〜す。