スナック・パドック「2023・騎手の信頼度数」その14

マスター「セントライトは熱かったぜ」
ガミ「大外を回し過ぎったっすね」
オレ「モレイラの勝負勘の良さに感服だな」
マスター「いいさ、菊で返してもらうから・・・」
オレ「最後の伸び脚はさすがで菊花賞には間違いなくつながるな」

９月18日(月)祝
亀田・・・２Ｒ・１番・サクセスカノン(牝２・鹿毛・北出厩舎)３着・５人気・・・・・・・・・・・ワイド1-2(２人気)→570.-

本日の「暁＆ハートのアレ作戦」は、２Ｒの亀田が３着に入ってワイド馬券を成立させたが、富田が５鞍に乗って結果を出せなかったので、1,200.-投資して570.-のバックとなり、630.-ガミることになった。この作戦が始まって初めてのガミである。

マスター「もうこの辺でお遊びは止めにした方がいいぞ」
ガミ「通算ではプラスっすから続けるっす」
オレ「長く続けると結局ＪＲＡに勝たれるんだからマスターの助言は貴重だぞ」
マスター「楽しい作戦だった・・・で満足しろ」
ガミ「そうは行かないっす・・・これからもっともっと収益を上げるっす」
オレ「暁＆ハートのガミ作戦・・・って呼ばれる前に止めるのが懸命だぞ」

今夜のスナック・パドックはガミを説得する場となっている。「北海道からじゃがいもが届いたぞ」マスターが早速じゃがバターを作ってくれた。「雪の下で寝かしたヤツだから・・・美味いぞ」ホクホクである。バターの香りと相まって高級料理に負けない味わいがある。「こんな簡単でシンプルなのに物凄く手をかけたような味わいが堪らんな」マスターは今年初じゃがバターに感動している。「しかし、『暁＆ハートのガミ作戦』は実に深い命名だな」俺がほとんど冗談で言った一言をマスターは大いに気に入ったようだ。「ガミがガミったらほとんど孫にも衣装だな」とマスターは続ける。「それを言うなら馬子にも衣裳でしょ」俺が茶々を入れる。作戦と言う名目で着飾って立派に見せても中身が伴わなければタダの薄っぺらいお遊びになってしまう。言われたガミは黙り込んでしまった。「負けたとは言えあのセントライト記念のレースの熱さこそ競馬ってものの面白さなんだぞ」単勝一点勝負に破れたマスターの一言は身に染みる。店内に緊張の糸が張り巡らされる。今後の三人の競馬人生は如何に！乞うご期待！