競輪
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2023/10/30 22:41
スナック・パドック「2023・天皇賞・秋」レース後・Part１
オレ「乾杯です」
マスター「そうじゃないだろ・・・完敗って言え！」
ガミ「レジェント武のアクシデントが全てを物語っているように思うっす」
マスター「あれは誰が乗ったってあの結果は変わらなかったぞ」
オレ「確かに俺もそう思うけど・・・序盤の位置取りはタケトヨだったらどうしたかな？と思ってしまう訳よ」
ガミ「クリストフの選択は素晴らしかったっす」
マスター「人馬ともに世界チャンピオンだな」
2023年天皇賞・秋は天覧競馬となった。貴賓席で手を振る天皇皇后両陛下の優しい笑顔は国民の気持ちを和らげるに十分なものであった。レース前の君が代も府中Ｇ�汽侫．�ファーレも生演奏で行われ天覧競馬に相応しい演出であった。府中の2000ｍのスタート位置は２コーナーの奥手にあり、最初のコーナーでは進路が狭まる設定となっている。ルメールはレース前に「あそこは十分に注意してコーナーに差し掛かる前に良いポジションを確保したい」と言っていた。その宣言通り最初のコーナーは３番手に付けた。逃げたジャックドールはゲートの出が悪かったこととガイアフォースの行き脚が良くこれを交わすのに少し脚を使うことになりペースは上がった。1000ｍ通過が57.7秒とかなりのハイペースとなった。このハイペースにイク君は涼しい顔で追従して３番手をキープした。一方のドウ君はかなり力んで走っているように見えた。イク君に迫って並びかけるなどという理想的な展開は考えも及ばないほどに走っているフォームに両馬の精神的違いがくっきりと表れていた。それでも４コーナーを回る地点ではドウはイクに喰らい付いて２馬身後方を走っていた。直線に向いたところで勝負は付いた。ドウはイクに迫ろうと懸命に手綱をしごき左ムチを入れるが反応はイマイチ。一方のイク君はというと持ったままで府中の急坂を涼しい顔で登っている。ルメールの手が動いたのは残り200ｍ標識の少し手前、ムチが入ったのは標識を少し過ぎた地点での一発だけだった。横綱相撲、正に世界チャンピオンの晴れ姿だった。
- シデン
- タケトヨ
- ファー
- ジャックドール
- ガイアフォース
