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2024/04/08 11:00
スナック・パドック「2024年・桜花賞・終えて」・その2
マスター「スウィープフィートはどうだったんだ?」
オレ「4角から直線に向かう時に思いっ切りが悪かったな」
ガミ「あれ以上外へ膨らんだら勝てないと踏んだんすね」
マスター「11坂井にしっかり進路を先取りされていたからな」
オレ「あそこは我慢するしか無かったな」
マスター「その後で11の後ろ通って外へ出すんだけど事既に遅しだったな」
ガミ「レジェンド武もあそこまでっすかね」
オレ「う〜ん、何もかもが悔しいぜ、くそ〜っ!」
今夜のスナック・パドックは桜花賞レース結果の話題で盛り上がった。終わってみれば中学生女子の運動会とは言え実力を備えた馬たちが上位に来るレースとなった。その中では3人気2クィーンズウォーク(牝3・黒鹿毛・川田・中内田厩舎)、4人気18チェルヴィニア(牝3・鹿毛・ムルザバエ・木村厩舎)、5人気8コラソンビート(牝3・栗毛・横山武・加藤士厩舎)たちが奮わぬ結果に終わってしまった。2は経験不足、8は距離不安と原因はある程度予測が付くが18の原因は何だったのだろう?。大外枠?やはり経験不足?。ルメールが乗ったらどうだったのだろう?。レース内容を見るとムルザバエの騎乗に何の落ち度も無いが・・・ルメールだったら・・・と考えてしまう。そこがルメールの存在価値なのだろう。「パドックで一番良く見えたのはライトバック(牝3・黒鹿毛・坂井・茶木厩舎)だったな」とオレが振り返ると「2人引きで黒光りしたシャープな馬体がリズミカルな動きで躍動してたっす」ガミも見逃さなかったようだ。「坂井は今、乗ってるからな」マスターは先週のドバイでの活躍を引っ張り出す。「キズナの子っすからオークスも楽しみっす」ガミは先を見据えている。何とか前を見ようと無理矢理明るい話題を作るが心中は虚しさが残る。「悔しいな」と皆には聞こえないように小さく囁いてジャックダニエルのロックをチビリと舐める。「まぁ皐月賞で挽回しようぜ」とマスターが察して軽く肩をポンと叩く。「競馬ってヤツはそんな甘いもんじゃないのさ」天使の囁きが聞こえて来る。店の扉の向こうはドップリと闇に包まれ僅かに光る星が煌めいている。明日があるさ・・・大きな楽しみを先延ばしに出来るのが競馬ってもんなのさ・・・good luck!