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2024/10/16 23:13
スナック・パドック「2024年・菊花賞」その1・Part2
そこで菊花賞トライアル・セントライト記念(中山芝2200m)は陣営の野望をもっともっと前に推し進めるために屋根を変更して臨むこととなった。その野望を叶えるためにはこの男しかいなかった。C・ルメールである。シックはいままでの5戦全てを横山武騎手で戦って来ておりルメールは初手綱となる。それでも京成杯(中山芝2000m良)ではバードウォッチャー(黒鹿・7着・国枝厩舎/シック2着)に乗って、ダービー(東京芝2400m良)ではレガレイラに乗ってシックの走りを間近に見ている。セントライト記念ではパドックで落ち着いた動きを見せダービーからの成長を示していた。レースは1枠1番でゲート内で少し動きがあったことでルメールは軽く左ムチを当ててゲートを出した。そのことにより右に飛び出るような形になった。1番枠ということで右側には馬はいないので他馬と接触する危険はなかった。すぐに立て直して二の脚を使って押し出す。最初のコーナーは後ろから5頭目で入った。いつもの入りではあるが先頭からの位置はいつもより前目である。ラチから3頭分にコースを作ってしっかり折り合っての走りである。1コーナーから2コーナーにかけてのスパイラスカーブで少しスピードを上げて前から6番手の位置にポジションをとった。いつもより積極的な走りを見せている。最後の4コーナーを回る頃には大外から一番人気コスモキュランダ(黒鹿・Mデムーロ・加藤士厩舎)が上がって来てマクって行った。シックはそれをしっかり見届け内ラチ沿いを回り、直線に向くとやや外へ持ち出し大外から内に寄って来たキュランダの真後ろに付けた。そして残り100mで外へ出してスパートをかけた。残り50mでキュランダを交わして先頭に立ちゴールでは13/4馬身の着差を付けていた。
マスター「やっぱりルメールは上手いな」
ガミ「強い競馬で勝とうとしたキュランダをもっと強い勝ち方で差し切ったっす」
オレ「ルメールの腕に合ってる感じがするな」
・・・続く・・・