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2024/10/17 21:06
スナック・パドック「2024年・菊花賞」その2・Part1
ガミ「ダノンデサイル(栗毛・横山典・安田厩舎)はどうなんすか」
オレ「ダービーの時のパドックは威風堂々として立派な歩きだったぞ」
マスター「5回走って一番人気が一度も無いのはどうなんだ?」
ガミ「あのジャスティンミラノ(鹿毛・戸崎圭・友道厩舎)を2馬身置き去りにしての勝利だから価値はあると思うっす」
オレ「ノリがああいう正攻法で乗るのは珍しいんじゃないか」
マスター「何か走る前はやる気が無さそうに見えるのは俺だけか?」
ガミ「確かにキビキビ動くタイプではないっすね」
オレ「落ち着きがあって全脚の踏み込みはしっかりしてるのでやる気が無い訳じゃないな」
ガミ「この馬はスタートが上手いっすから先手を取りやすいっす」
オレ「レース全般に渡って同じペースで走れる強みがある」
マスター「そんなデサイルをアーバンシック(栗毛・ルメール・武井厩舎)がゴール前でビューンと捕まえる菊花賞になる」
デサイルのダービー(東京芝2400m良)は、皐月賞を快勝しているジャスティンミラノと直線で激しく競り合う形になったが残り200mで内を狙ったデサイルが中程を突き抜けようとするミラノと並んでそして突き離してのゴールだった。直線の坂を登って単勝2.2倍という断然人気のミラノと一緒に上がって行き、前を行く2頭を同時に捕まえてからのデサイルの伸び脚は素晴らしいものだった。直線で並んでからは5頭分の間隔のまま前を突き進むのだがデサイルの末脚が爆発する形となった。ミラノにしてみれば前の2頭を交わせばウイニングロードが見えて来ると思って必死に追い上げたが、伏兵・デサイルという馬がもう一頭内に残っていて「なんだ?」と思って内を見るが5頭分も離れているのでビッシリ競り合う形が作れない。その馬がビュンビュン加速して前に出て行くではないか。正にノリ・マジックである。トウショウボーイがクライムカイザーに負けたダービーを思い出した。あの時は加賀マジックと言われた。ベテラン名騎手が能力の高い馬を負かすテクニックには見応えがあった。
・・・続く・・・